hisurfさんからの質問
Q.
年々、寝たくても寝られなくなって不安です

46歳。現在は睡眠時間が毎日5時間。もっと寝たいのに、一度目覚めると眠れなくなってきました。日中の仕事などに支障をきたすようなことはありませんが、顔に疲労感が出ているような気がして……。今のところ生理は昔と変わらずいつも通りにきます。こんな短時間睡眠で大丈夫なのでしょうか?

特別ゲスト 対馬ルリ子先生の回答
A.
更年期による不眠の可能性も。
睡眠薬より女性ホルモン補充のほうが有効な場合もあります。

残念ながら、あまり大丈夫ではないですね……。睡眠時間が少ないと、免疫が落ちてきて老化が進むし、寿命も縮めると言われています。

目が早く冷める、寝付きが悪い、眠りが浅いなど、睡眠の質が下がるのは更年期症状の一つでもあります。hisurfさんももしかしたら、更年期症状が出始めているのかも。

ホルモン分泌が減ってきますと、他にも不安感が出たり、わけもなく悲しい気分に襲われたりします。こういった症状は、ホルモンのせいで原因なく出てくるのですが、多くの人はうつなど、精神科の問題だと思い込んで、精神科や心療内科にかかってしまうのです。

不眠症も同様に、心の問題からくるものだと思いがちなのですが、睡眠薬を飲むより、低用量ピルを飲んだり女性ホルモン補充療法をされたほうがよく眠れるようになる場合も多いのです。人によっては、ピルやホルモン療法までいかなくとも、イソフラボンのサプリメントを飲んだだけで改善する人もいます。一度は更年期がわかる婦人科で相談されてみてください。

そもそも日本女性というのは、世界一のショートスリーパーと言われています。夫の帰りを遅くまで待ち、子供の受験に付き合い、朝早く起きてお弁当を作っている人も多いのでは……。でも本当は、毎日6〜7時間は寝ないと脳や体の機能が落ちていきます。hisurfさんも5時間睡眠は少なすぎると思います。不足感があるようならぜひ一度医師に相談してください。

もっとも良くないのは、「我慢しなくちゃ」、「自分の我慢が足りないんだ」と思うことです。その結果、ストレスがたまって子供に当たってしまう母親も多いのです。しかも更年期が訪れる時期というのは、子供も思春期世代で不安定だったりするので、お互いにキレて傷つけあって泥沼になることも。

我慢と謙虚は美徳ではありません。そうやってストレスを貯めても、自分にも周囲にもいいことはありません。まずは、更年期が近づいているのか調べ、そのうえで有効な対策をとるようにしましょう。

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PROFILE
  • 対馬 ルリ子(つしまるりこ) 1984年、弘前大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネス銀座グリニックを開院。2003年に、女性外来を普及させるため「女性医療ネットワーク」を設立する。全国の約600名の女性医師、女性医療者と連携し、女性の生涯にわたる健康維持のため、様々な情報発信・啓発活動をおこなっている。『女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性』(マガジンハウス)など、著書も多数ある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る