増えてきた肌悩みに応えることにばかり気を取られていませんか? 40代からこそビューティは自由に、アグレッシブに、そしてエモーショナルに楽しむべき! 長引くご自愛モードはもう終わり! 新しい時代を感じる、スタイリッシュでパワフルな美容のムードを美容ジャーナリスト永富千晴さんが解説します。


vol.5 自宅でスパ気分を味わえるコスメ

 


面倒になりがちなお風呂上がりのケア、
目的より自分軸で見直してみては?

 

温度や湿度が揺れ動くせいか、いつもしているお手入れが面倒に感じるなんてこともちらほら。毎日せっせとスキンケアを行い、あれこれたくさん塗っていますが、“果たして本当に成果はあるのだろうか?”なんて、疑問がよぎったんです。エイジングケアとか透明感とか、キレイになるために、といったチカラ技的なケアを中心にお手入れをしているわけですが、楽しさや心地よさといったエモーショナルなケアを大切にお手入れしてみようではないか、と。私の場合、海外リゾートのスパっぽい感じが理想的なバスタイム→スキンケアの流れ、頭からつま先まで石鹸でざっと洗ったらバスタオルを巻いて、お風呂の中でデコルテのゴマージュ。お風呂から上がったら顔もボディもたっぷりクリーム! と設計。そうケアを改めたら、実はクリームとミストローションがあれば十分な日が増えました。「自分が快適であること」、つい忘れがちですが、季節の変わり目など、定期的に見直してみてはいかがでしょうか。

 


40歳を過ぎたら平均点で考える
その分トータルでケアができるから。

 

年齢を重ねると、顔だけ・髪さえ頑張れば、とはいかなくなり、顔も髪もボディも……と全部ケアしようとすると、とにかく時間がかかる。そしてそれが毎日だと、本当に疲れるし、めんどくさくて楽しくない。そんなスパイラルに陥りがちですよね。だからこれまで顔に100で全力投球していたなら、少し力を抜いてその分、他のパーツに回すんです。すると個々は70点くらいだとしても、トータルで見るとスコアアップ! むしろお手入れが行き届いている感じがします。