イギリスでの出会いから13年。本場のアフタヌーンティーを東京で味わえる「ジュリスティールーム」_img0

4種類のケーキにスコーン、サンドウィッチ、紅茶がセットになった「juri'sフルアフタヌーンティー」ひとり¥3700。写真はふたり分です。ちなみにアフタヌーンティーでよく見かけるケーキスタンドは「ティアーズ」と呼ばれているそう。ティアードスカートの”ティアー”と同じで段という意味。

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キャロットケーキ(写真の左側2切れ)とスコーンは定番で、そのほかのケーキやサンドウィッチは季節毎に変わっていくそう。手前はジャムが入ったベイクウェルタルト。”よく焼けた”タルトかと思っていたら、ベイクウェルという街が名前の由来なんですって。ケーキスタンド”ティアーズ”の名前もベイクウェルの由来も取材させていただいたときに樹里さんに教わりました。

 

アフタヌーンティーというと、小ぶりなスイーツをイメージする方も多いと思いますが、「ジュリスティールーム」は大きめ。ひとつひとつのケーキをじっくりたっぷり味わうことができます。コルドン・ブルーロンドン校でフランス菓子を学んだ樹里さんが作る、イギリスの伝統的なお菓子は唯一無二。優しいけれど、香りや素材の味が豊かで本当に美味しい!  どれも大好きなのですが、熱々ほかほかのスコーンは格別。運ばれてくるときから焼きたての香りが私の食欲を刺激(笑)。割ると外側がほろほろと崩れ、中はしっとりとしたスコーンにクロデットクリームとジャムをたっぷりとつけていただきます。

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麻布十番店で使われている食器は、コッツウォルズ時代から使っているイギリス・バーレイ社のもの。1851年創業の老舗陶器メーカーの器は銅版転写された繊細な模様が特徴。ブルーの模様に紅茶とおやつのブラウンやベージュがよく映えるます。

紅茶はオリジナルブレンドのイングリッシュブレックファストティーやアフタヌーンティーのほか、10種類の中から選ぶことができます。紅茶もまた香り豊かで絶品! お願いすると途中で差し湯もしていただけるので、心ゆくまでお菓子と紅茶を楽しめます。

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オーナーシェフの樹里さんと一緒に。エレガントな樹里さんですが、本当にパワフルな女性! 毎朝5時からおひとりですべてのケーキを焼かれているそう。またジュリスティールームを通じでイギリスの文化を伝えるだけでなく、最近は日本の食文化の伝承にも興味があり、勉強中なんだとか。素晴らしい!

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コッツウォルズの「ジュリスティールーム」は、2008年に英国のティーギルドが定めるベストティールームの称号「TOP TEA PLACE」を受賞、2009年からティーギルドが解散した2013年までは毎年「THE TEA GUILD OF AWARD EXCELLENCE」を受賞。写真は2012年のときのもの。

取材させていただいたときの写真を見ていたら、また食べたくなってきました……。次はいつ行こうかしら?

SHOP INFORMATION
ジュリスティールーム麻布十番店<Juri's Tea Room>住所:東京都港区麻布十番2-14-4 エタニティ麻布十番 2F
電話番号:03-6381-7685
営業時間:10時~18時

定休日:火曜、水曜
撮影/須藤敬一
ヘア&メイク/久保フユミ(ROI)
構成・文/幸山梨奈

 

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