インコだって発情する
動物と共に暮らすときに、きちんと受け止めなくてはいけないのは、「ペットの性欲」です。
セキセイインコは、ワンちゃんや猫ちゃんと違って去勢をしないので、発情します。特に飼われているインコは、日々の生活に安心感があり、心に余裕がある分、野生の鳥よりも頻繁に発情しやすいのです。
オスのセキセイインコにはペニスはないのですが、発情すると肛門あたりをこすってきて、米粒くらいの大きさの白い液体を出します。あいちゃんの場合は、私の手の甲にスリスリしてきます。
“エロい行為”というよりは自然な生理現象なので、こっちも変な反応をしないで、受け止めてあげています。下手に嫌がって傷つけてしまったら、可哀そうですしね。
これは、インコに詳しい人向けの情報にはなりますが、「セキセイインコのオスに発情ばかりさせると、精巣腫瘍ができてしまう」という通説があります。
私もそれについてはかなり心配しています。ただ、書籍『鳥のお医者さんのためになるつぶやき集』(著:海老沢和荘/グラフィック社刊)には、こういったことも書かれています。
<発情している方が精巣腫瘍になるリスクはもちろん上がる可能性はあります。しかし、発情が続いていても精巣腫瘍になる個体とならない個体がいます。
これらのことを考えると、精巣腫瘍はセキセイインコに特異的な病気であり、かつ遺伝的要因があるのではないでしょうか。>
やはりインコだってムラムラしている状態のままだと、人間と同じようにイライラしてしまいます。だから、個人的には、それなりに発散させる必要はあると感じているのです。
なので、私はこれからもインコに手を貸し続けることでしょう(苦笑)。
インコを飼うと結婚できなくなる!?
今回ご紹介したのは、あくまでも「あいちゃんと私の関係」に過ぎません。
結婚生活でも、妻と夫によっても形が変わってくるように、そのインコと人間ごとに関係は変わってきます。
飼い方は人それぞれですし、一緒に暮らしていくことで、2人(厳密には、1人と1羽ですが)にとってのお決まりの行動やルールができてきますしね。
よく「ペットを飼うと結婚できなくなる」と言われますが、ここまで同棲生活のようになってしまうと、確かに心が満たされてしまって、恋愛を必要としなくなるところはあるのかもしれません。
また、インコのメンタルを考えても、恋愛や結婚するときは、気を付けなくてはいけなくなってきます。実際に、飼い主に新たな(人間の)パートナーができることで、インコは大きなショックを受けてしまうことがあるようなのです。
正直言うと、ワンちゃん、猫ちゃんならまだしも、まさかこんな小さな動物でもそうなるとは、飼う前の私には予想できなかったことです。
もし今後、インコを飼おうと思っている独身女性(特に、婚活女性)は、ちょっと覚悟したほうがいいかも!(笑)
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