目標は「一人でトイレに行けるようになる」こと


夫に荷物を運んでもらい、これからお世話になる病室へ向かいます。大きな窓がある4人部屋で、私のベッドはナースステーションに一番近い通路側にありました。

「ナースコールはここにあります。お手洗いや歯磨きに行くときには、必ず
呼んでくださいね。食事はコロナの影響で、介助が必要でない方は食堂ではなくお部屋でとってもらっています。明日からリハビリがスタートしますが、移動前に迎えにきますので」と看護師さん。

車イスからの「移乘」は一人では許されていないため、ベッドから車イスに移ったりベッドに戻ったりするときには、必ずナースコールで看護師さんを呼ぶ必要があるのです。

じつは、前の病院でこっそり一人で立ち上がっては、ものを取ったり車イスからベッドに移ったりしていた私。次の病院に行けば、一人でできるようになるんだ、と勝手に思い込んでいたため、「また、一人では何もできないのか」と落胆してしまいました。

 

トイレの便座に座るのも「車イスからの移乗」にあたるので、一人でトイレにも行けないのです。左脚に頼りながらですが、立ったり座ったりは何とか一人でできるようになっていたので、トイレでくらい一人になりたかった〜。

看護師さんは皆いつも忙しそうで、いつもギリギリまでトイレを我慢しがちになってしまうのも、地味にストレスになっていました。

ただ、リハビリが進んで回復するにつれて、車イスからの移乗を一人でできるようになる→トイレに一人で行けるようになるらしい。まずは、そこに到達しなければ!

ベッドサイドには、カード式のテレビと小さなテーブルがついた棚が。もちろん、トイレに行くのにもマスクは必須です。