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マスク映えも計算ずくの40代のベースメイク。全顔出しても自信が持てる肌づくり!

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マスク生活も3年目。マスク規制の緩和に伴い、気になるのは「今ドキのメイク」。以前の”がっつりメイク”はもうしたくないけど、「どこまでメイクをすればいいのかわからない」という人も多いのでは?

 


そこで、ヘアメイクアップアーティストの室岡洋希さんに、40代に寄り添ったマスクありなしメイクを指南していただきました。マスク映えしながら、はずしたときに素敵な印象になるメイク、今のうちにアップデートしておきませんか?

ヘアメイクアップアーティスト 室岡洋希さん(Iris)
山野美容専門学校卒業後、サロン勤務。同校講師も務める。その後LA DONNA主宰・藤原美智子氏に師事。アシスタントを経て独立。自身が創り出す品のある女性像はナチュラルからモードまで幅広く対応。女性ファッション、ビューティ誌にて活動し、モデルやアーティストから幅広く支持を受ける。現在は雑誌を始め、広告やイベントにて活躍中。


コロナを機に大きく変わった「肌づくり」
テクニックは刷新して


コロナ生活でメイクの様式が大きく変わり、マスクで顔の半分が隠れるためか「メイクは簡単にすませるようになった」という声を聞くようになりました。ですが、今年の夏に向け、マスク着用の規制もシーンによっては緩和されてきています。
マスクをつけていることで、お手軽・簡単メイクでもなんとかなっていた2年間。今後はマスクをとったりはずしたりと異なるシーンでも臨機応変にメイクを楽しみましょう。今回は、メイクテクニックをアップデートするだけで今ドキの大人メイクに仕上がる方法をご紹介します。

遠藤千広さん(42歳)
3歳の男の子のママ。最近、子育てと両立しながら「学び」を始めたとか。「歯科衛生士を目指して専門学校に通っています」。


化粧下地とファンデーションは「少量」で「薄く」


肌作りの基本である化粧下地やファンデーションは「少量」で「薄く」が鉄則。気になるところをファンデーションで隠す厚塗りメイクは卒業しましょう。化粧下地とファンデーションで仕上げるのは70〜80%くらいを目指して、「適量以上は使わない!」のルールを徹底して。

化粧下地のポイント!

 

①化粧下地は、マスクによる摩擦や皮脂くずれも防ぐ、プリマヴィスタのSPF50機能搭載の化粧下地(ベージュ)をセレクト。適量を手に取って、額・両頬・鼻先・あご に5点置きし、全体に広げます。イメージとしては薄いヴェールをのせる感じ。「もう少し……」の気持ちは封印、量を増やさないように。


ファンデーション&コンシーラーのポイント!

 

②頬の高い位置を中心にビューティゾーンと呼ばれる三角エリアを塗ります。その後、頬の外側・額・あご・フェイスラインも顔の中心から外側へ伸ばしていきます。「このYSLのファンデーションは薄づきで透明感のある肌に仕上がります」(室岡さん)。


室岡さんワンポイントアドバイス
化粧崩れやマスク移り防止に欠かせないのはコレ


ファンデーションを塗った後は、必ずスポンジを使ってパッティングしましょう。肌とフィットして化粧崩れ防止にもなります。

お気に入りは「ロージーローザ(ROSY ROSA)」のスポンジ。水を浸すとぷっくり膨らんで肌当たりがなめからに。今回は水を含ませず、パッティングのみ。ジェリータッチスポンジ ハウス型 6個入り ¥528/ロージーローザ
 

③RMKのコンシーラーで目の下のくすみ・クマを消して。目頭から下まぶたに沿ってライン状に塗った後、指でポンポンとなじませて。顔色がくすんでいたり、お疲れ顔の人はこの部分の仕込みは「必須」です。


ベースメイクの仕上がりがアップする
「血色感」は先に仕込む

 

今回の肌作りのカギは「チーク」。生き生きとした血色感があるとないとでは、見た目印象も変わりますよね。マスクのありなしを繰り返す機会が増えるため、自然な血色感がほしいところ。そこでべースメイクの段階でチークを仕込むこと。「メイクの最後に使うと“メイクしている感“が出てしまうことも。ベースメイク中に仕込んでおくと、より自然な血色感になるんです」(室岡さん)。


チークのポイント!

 

④マスクからちらりと見えるところに仕込むのがコツ。目の下から指1本分の隙間をあけて、頬の高い位置を中心に。なお、目の下ギリギリにチークを塗ると、酔っぱらいメイクになってしまうので注意して。ローラ メルシエのリキッドチークはファンデとの相性・肌へのフィット感が絶妙。指でポンポンとなじませて。


マスクヨレ・色移り悩みは
どう対応したらいい?

 

最後はベースメイクの仕上げとなるフェイスパウダーを。「ここ1〜2年のフェイスパウダーの技術は格段に上がっていて、このひと手間があるとメイクもちも良いんです。ファンデも崩れず、マスク移りの心配も軽減できますよ」(室岡さん)。
 

フェイスパウダーのポイント!

 

⑤スリーのフェイスパウダーを顔全体にふわっとのせるように。化粧崩れやマスク摩擦が気になる部分は重ねづけを。キメが細かく、粉感を感じさせないので、パウダーが苦手という人におすすめ。


ベースメイクで使った商品はこちら!

 

写真左から・
マスクのムレやこすれ、皮脂などによる化粧崩れを徹底的に防ぐ化粧下地。プリマヴィスタ スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止>SPF50 SPF50・PA+++ 25mL ベージュ ¥3080(編集部調べ)/花王

みずみずしいテクスチャーでフレッシュな仕上がりに。オールアワーズ リキッド SPF39・PA+++ 25mL 全10色 ¥7260/イヴ・サンローラン

光を味方につけてつややかな仕上がりに。目の下のクマ対策におすすめ。RMK ルミナス ペンブラッシュコンシーラー 02 SPF15・PA++ ¥3850/RMK Division

肌なじみの良いテクスチャー。既存色の「チャイ」と似たまろやかなブラウンカラー。ティンティド モイスチャライザー ブラッシュ PK3 15mL ¥3410/ローラ メルシエ ジャパン

キメの細かさと軽さで美容のプロからの支持が高い。THREE アドバンスドエシリアルスムースオペレーター ルースパウダー 02 10g ¥6050/THREE