「夏の黒」を着るときのルール②
「黒」と「顔」の間に温度を下げるシルバーのジュエリーを
「黒は温度のある色。暑い夏に着るなら、それを下げてくれる色をプラスして着ることがポイント。おすすめは『シルバー』をジュエリーで取り入れること。ぐっと涼しげでシャープに見せてくれます。逆に温度の高いゴールドを足せば、黒はよりリッチで華やかに。実はジュエリーをどうつけるかで簡単に印象が変わってくるんです。ふたつの色のジュエリーの配分がポイントで、より印象に作用する顔まわりには温度を下げるシルバーを。手元には少しだけゴールド。基本的には涼しげに、今は少し華やかさも足すのがちょうどいいんです」
夏の黒を着るときのルール③
ドライな「夏の黒」には髪と肌に程よい「ツヤ感」を足す
「夏に纏う黒の多くは、リネンやコットンなど、ドライな質感のものが多め。だからこそ、肌や髪にはツヤ感を足すことが大切です。特に髪は多くの方が黒やダークなブラウンなど重めの色だと思います。夏の黒を纏ったときの印象がより重くなってしまわないようにツヤ感を足すと同時に、もし髪が長い、ボリュームがあるという方は、きゅっとコンパクトにまとめて、全体の黒の分量を調整することもポイントになってきます。
夏の黒をたとえにお話してきましたが、実はどれも季節を問わず、黒を重く見せずに着るコツに通じています。冬なら肌が見せられない分、明るい色をポイントに抜け感を出す、ジュエリーでいえば、冬で黒に温かみを足したいならゴールドを多めにするなど。もしかすると黒に限ったことではないですが、ただ着るのではなく、その色の特性を理解して、少しだけ工夫する。そうすることでうまく自分の色として着ることができる気がします」
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スタイリング・出演/大草直子
撮影/最上裕美子
ヘア&メイク/chiSa(SPEC)
構成・文/幸山梨奈 朏亜希子(編集部)
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