シンプルな黒ワンピースは、シックな色のおかげでカジュアルになりすぎず、これからの季節にさらりと着るのにちょうどいいアイテム。ただ、一歩間違うと地味で重苦しく映ってしまうことも……。そこで今回はスタイリスト室井由美子さんに、夏の黒ワンピースが地味にならない、小物使いで印象を変えるコーディネート術を教えてもらいます。

 


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黒ワンピースをアップデート①
ポイントになる「柄スカーフ」を一点投入!

 
 

光沢を押さえたキュプラシルクの黒キャミソールワンピースに、同色のフレンチスリーブのTシャツをレイヤード。ワンピース¥42900/イレーヴ Tシャツ¥12100、スカーフ(65㎝✕65㎝)¥16500/サンスペル(サンスペル 表参道店) チョーカー¥29700/グリン ブレスレット¥22000/リューク バッグ¥26400/マルシェ(フラッパーズ) 靴¥108900/マノロ ブラニク(アパルトモン 青山店)

「ひとつめにご提案したいのが、柄のスカーフ。首に巻くと視線も上がってスタイルアップ効果もありますし、全身黒のほどよいポイントになってくれます。巻き方はとても簡単で、正方形のスカーフを対角線で折って、端を後ろで結ぶだけ。今回合わせたスカーフはシルク100%なので吸放湿性もよく、首元にゆとりを持たせれば、風も抜けるのでそれほど暑くないですよ。ポイントは結んだあとに少しだけセンターをずらすこと。一気にこなれ感がアップします。

いろいろな柄のスカーフがありますが、スカーフにあまり慣れていない方が巻くとしたら、黒ワンピースになじみやすいモノトーン柄でしょうか。もちろん華やかなプリントも、また違った雰囲気になるので、ぜひいろいろ巻いてみて下さい」

 

ワンピース¥26400/プルミエ アロンディスモン スカーフ(65㎝✕65㎝)¥8800/マニプリ

「黒に合わせるなら、ベーシックカラーのアニマルプリントもポイントになってくれます。こちらはコットン100%で滑りにくいので、一度巻いたらちょうどいい位置をキープしてくれます」