とどまることを知らない韓国ドラマブーム。その中毒性の高さゆえ、ストーリーにハマるのはもちろんですが……なんと言っても女性を魅了するのは、見目麗しき韓国俳優たち。
韓国ドラマに没頭しながら、疑似恋愛でこっそり恋心を満たしている方も多いと聞きます。
当記事は、韓国料理エッセイストでもあるライター・小澤サチエが、韓国俳優やドラマの魅力を語ります。
韓国ドラマといえば、ドロドロした展開が多いのも特徴。最近ヒットしている韓国ドラマは様々なジャンルのものが増えたように感じますが、一昔前は、韓国ドラマといえばドロドロ系! というイメージがあったほどです。
これ系のドラマは大抵、主人公=悲劇のヒロイン。そして、「何もそこまで追い詰めなくても……」と言いたくなるくらい、次から次へとヒロインに災難が降りかかるんですよね。そんな展開にヤキモキさせられながら、観るのをやめられないのがドロドロ系ドラマの醍醐味です。
今回紹介するのが、ドロドロ系ママ友ドラマ「グリーン・マザーズ・クラブ」。教育熱心なエリアのある小学校を舞台に、ママ友たちの熾烈な争いを描いたサスペンスです。
とにかくイライラが止まらない……けれど面白い!
本作品にハマっていた人が口を揃えて言っていたのが「観ているとひたすらイライラする!」ということでした(笑)。でもそのイライラが癖になって、やめられないんですよね。これ、典型的なドロドロ系ドラマの特徴かもしれません。
私たちを絶妙にイライラさせてくれたのが、主人公ウンピョ。何も知らずに競争激しい教育エリアに引っ越してきてしまった彼女は、ママ友たちの世界で孤立してしまい、毎日泣きたくなるようなトラブルばかり。
しかし誰に何をされても反論しないウンピョに、「なんでここまでされて言い返さないの!?」とイラついて叫びそうになった視聴者は多いはず。彼女はいつもどこかおどおどしていて自信なさげで、口数も少ないんです。
ウンピョを演じる女優のイ・ヨウォンは、かつて日本で一大ブームを巻き起こしたクォン・サンウの名作ドラマ『BAD LOVE』(2007)のヒロイン役などで、古参の韓国ドラマファンの人なら知っている存在。彼女はイライラさせる演技が本当にうまいです。私はウンピョの煮え切らない態度に「お願いだからそろそろ言い返して!」と、何度も拳を振るわせました。
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