え、梅雨明け!? ならばもう透けます!

 

関東甲信では6月27日に梅雨が明けたと気象庁の発表がありました。

梅雨明けって、7月も中旬でしたよね!?
そろそろ夏休みという、海の日の前後だった気がするのですが……。

着物暦では、六月は単衣(裏地をつけないで仕立てた着物)の時期(とはいえ、昨今の温暖化もあり、気温によってみなさん工夫をされています)。

毎年この時期は、長襦袢や肌着など見えない部分で暑さ対策をしていたのですが……。

もう夏物解禁します。絽(ろ)を着ることに!

早いかなと躊躇いましたが、そもそも季節がフライイングしたのです。だからヨシとします。

この日は、友人から譲り受けた濃茶地の絽を。下にまとった白に近い空色の長襦袢が透けることで、涼感を出しました。反省点は長襦袢が袖口から見えてしまったこと(長襦袢の袖口に安全ピンを留めて短かくすると、急場をしのげるのですが、その手間を省いてしまいました……)。

「絽」とは、糸を絡めて織り上げた隙間(絽目)のある生地のこと。通気性もあるため、夏着物の代表的な生地として親しまれています。

夏の着物は、薄い色を選べば爽やかに、また濃い地色にして、白い長襦袢を透けさせることで涼感を出して楽しむことができます。

帯は無地の八寸の名古屋帯です。八寸の帯は、帯芯を入れずに仕立てるため、九寸よりも通気性がよく、この時期に好んで選んでいます。無地ですっきりした印象にして、さらに細い三分紐の帯締めを使って、見た目の涼やかさを強調しました。

夏は浴衣などの綿に加え、絽や紗などの絹、麻や苧麻、綿麻など、実にさまざまな素材がそろっています。着物好き、とくに紬などがお好きな方は、夏着物が好きとおっしゃることが多い気がします。

 
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