2019年に出版された『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』の著者であり、自他共に認める“ユニクロ愛好家”としても知られるエディター伊藤真知さんが、この夏、リアルに買う&買ってよかった「ユニクロ名品」をレポートする特集がスタート! ついつい手抜きになりがちな夏の着こなしをちょっと新鮮に、素敵に見せてくれるイチ推しのアイテムを8回にわたってご紹介します。
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デニム好きの伊藤真知さんが選んだ
「No.1デニム」とは?
前回も冒頭でチラッとお話させていただきましたが「デニム」もまた、ここ最近でぐっと好きになったユニクロのアイテムのひとつです。そもそもなぜ、苦手→好きになったかというと、昨年ユニクロのデニムがすべてハイライズ(=股上深め)になったのですが、おなかもお尻もすっぽり包んでとにかくラク。トップスもインしやすく、そうするとウエスト位置を高く見せることができるので、小柄な私でも、ぺたんこ靴でもちょっと脚長に、バランスよくはくことができたからです。
もともと私は大のデニム好き。仕事柄、カジュアルな服装がOKということもあり、週4~5はデニムをはいていますが、だからこそバリエーションの多さ、つまりは“選べる”ことも大事。その点ユニクロのデニムは、スキニーやストレートといった定番はもちろん、腰まわりにゆとりのあるペグトップ型や裾広がりのフレア型といったトレンドのデザインも続々と増えているので、ある意味選び放題!(笑)。 価格的にも挑戦しやすいことも決め手となり、最近はもっぱらユニクロデニムがワードローブの中心になりました。
そんな信頼しきりのユニクロデニムですが、今季もまたものすごく惚れこんだ一本に出会いました。それが「バギージーンズ」です。
ミモレ世代の皆さまにとっては、どこか懐かしく、聞き覚えのある方も多いであろうバギーデニム。全体的に太く、ゆったりとしたシルエットが特徴的ですが、最近のトレンドは私たちが20代の頃に楽しんでいたようなフレアスカート級の広がりは見せず、もう少し控えめ。ユニクロのこの一本もまた、ストレート型に近いほどよい広がりが今どきです。
形が新鮮だからこそ、色はベーシックなブルー系から挑戦するのがよさそうですが、ヒゲやダメージといった激しいディテールがないところも大人に使いやすくておすすめです。しかもコットン100%で落ち感も自然。バキバキにストレッチが効いて、小尻を強調するようなデザインはもう疲れちゃうので……これくらいのゆるさが癒されます(笑)。
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