84

折りたためる竹かごバッグ「antego」日本の竹籠はこんなにお洒落!【岡本敬子の50代ファッション】

45

服飾ディレクターの岡本敬子さんが「好きな服を自由に着る」日々のお洒落について綴ります。

 


日本の竹籠はこんなにお洒落なのです。


こんにちは。
先日からまた九州の鹿児島県に滞在しています。
一年のうち冬と夏はわりと長い滞在をするのが恒例になってきました。
こちらも暑いし、湿度も高いですが東京より人が少ない分快適ですよ。
滞在が長い時の服はどうしてるのですか?とよく聞かれますが、ハイもちろん送ってます。
ま、途中現地調達もしてますが……(笑)
その荷物の中にはお気に入りの折りたためる竹籠も入れました。

この竹籠の形は1960年代から70年代にかけて日本でよく作られたもので
海外に輸出もされていたようですよ。
優れた技術で洗練されてるものなのでさぞかし当時は人気あったでしょうね。

そんな竹籠を菓子研究家の福田里香さんと鹿児島でGood dayというお店を経営されている森香菜さんが「antego」という竹籠バッグのブランドを一緒に立ち上げて改良し復刻したものがこちら。

 

鹿児島弁の「網(あん)」と「手籠(てご)」を合わせた造語だそうです。なるほど〜!

 

 

竹と漁網で作られていて折りたたみ可能なお洒落でモダンな籠ですよね!
昔の人は着物や仕立ての良いワンピースに合わせて粋に持っていたんだろうな〜。
と、いうわけで私も現代の装いに合わせてヘビロテしてますが
案外どんな服にもフィットしちゃうのですよ。

 

網がブラックのものは現在pop upの時のみの展開ですが網がホワイトの方は
鎌倉のLONG TRACK FOODSで扱いがあるようです。
さ、今日はどの服に合わせような〜〜?
さて、みなさま本日も暑い1日になりそうなので水分塩分甘味補給忘れずに
暑さに気をつけてお過ごしくださいねーー。
ではまた!
 

岡本 敬子

アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun

『好きな場所へ自由に行きたい』
岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)

旅を愛し、暮らすように旅をする服飾ディレクターの岡本敬子さん。北海道や山形、鹿児島などの国内から海外まで、岡本さんがこの土地で必ず訪ねてしまうというスポットや、旅の愛用アイテム、バックパックの中身、旅のコーディネートなど、参考になる情報が満載!その土地の香りまで香り立つような内容は、旅好きな人にも自宅で旅気分を味わいたい人にもおすすめ。ステイホーム期間を経て、旅が人生においてもたらしてくれるものに気がついた私たちに、必見の一冊です。


前回記事「遅咲きの「日傘デビュー」しました!【岡本敬子の50代ファッション】」はこちら>>

岡本さんのインタビューはコチラ>>