その愛らしさで幼い頃から人気を集めてきた、トム・クルーズとケイティ・ホームズの娘スリが、16歳にして、母親のケイティが監督・脚本・出演を務める映画に歌で参加することがわかりました。
劇中でスリが歌う曲が使われたのは映画『Alone Together』で、これについてケイティは、
「彼女はとてもとても才能があるの。彼女が歌いたいといって録音したからやりたいようにやらせてみたの。それがいつも私が映画を作るときにすることだから。『これがみんなの欲しがってるものだと思う。あなたは自分のやるべきことをやってね』、という感じ」とコメント。
実はこれがスリの歌手デビューかと思えばそうではなく、これまたケイティが主演・監督・脚本・制作を務め、昨年秋に公開された映画『Rare Object』でも、スリの歌が使われていたとのこと。トムとケイティの娘なら、美貌だけでなく才能にも恵まれていそうだけど、これで本格的に歌手デビューかと思いきや、今回の件以外では特に芸能活動はしておらず、普通に高校生として学校に通っているのだとか。
離婚した元夫のトムが信仰する宗教「サイエントロジー」の教えにより、娘のスリがやりたいことには絶対に「ノー」を言わない育児をしてきたと報じられているケイティ。たとえば何時であろうと食べたいものを食べさせ、欲しいものを与え、といった具合に。
そんな風に育てたら将来どんなわがままな大人に育ってしまうのだろうと心配していたのですが、もしかしたらケイティはサイエントロジーから離れた今でも、スリがやりたいと言ったことは好きにやらせるという教育方針を貫いているのかしら。
余談ですがこのサイエントロジー、出産時にも声を出してはいけないなどという映画『クワイエット・プレイス』を地でいくようなルールがあったりして、かなり変わっている宗教のよう。ふたりの離婚も、ケイティがスリをサイエントロジーから守ろうとしたためだったと、トム自身が認める発言をしています。
気になるのが、離婚してからのトムとスリの関係。養育権はケイティが持ち、トムは月に10日、スリと会う権利があるそうなのですが、実は2012年から一度も、トムとスリが一緒にいるところを目撃されていないのです。生まれたときにはあんなに喜んで、猫可愛がりしていたのに……。
ケイティとの前に結婚していた元妻、ニコール・キッドマンとの間に養子縁組したふたりの子供たちとは現在も良好な関係を築いているにも関わらず、スリとは距離を置いているトム。何か問題がありそうな親子関係ではありますが、まだ16歳のスリ。可愛くて才能もあるということなので、すくすく育って明るい未来を手にして欲しいですね!
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