スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。

帽子の“マダム感“が気になる…どんな服にも使いやすい「キジマタカユキ」のハット_img0
 

最近、よく帽子をかぶります。
オシャレのため? もそうですが、真剣にアンチエイジングのためです!
若き日の私はそれはそれは健康そうな女性でして(たぶん今も!)、日焼けした肌がトレードマーク。夏大好き! 太陽大好き! の元気っ子でございました。
日差しの強い日でも、なんなら浴びないと勿体無い! と思っていたくらい……
フランス人かっ!
そして数年前、いつもと違う自分の肌にギョッとして美容家さんやヘアメイクさんに相談したり、自分で調べたりして、シミシワの敵が紫外線だと知ったのです。
気がつくのが遅すぎる……あまりにも遅すぎます。とほほ。
手遅れかもしれないけど、あがけるだけあがこう、と決めた私はまずは両方買いました。
とんでもなく素敵な日傘といくつかの帽子を。
特にスタイリングを左右する帽子に夢中になりました!
今まではモデルさんのスタイリングでしかほとんど登場したことのなかった帽子ですが、素敵に見せるのと実際使うのでは全く違います!

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試した種類もたくさん。
キャップ、バケットハット、麦わら帽子などなど。
ボーイッシュになりすぎてしまったり、スポーティすぎていつもの服に合わなかったり、妙な迫力のマダム感が抑えられなかったり……
帽子って深いです、そしてちょっと難しいです。
もう似合うものなんて見つけられない……なんて時に、ふっと出会うものですよねぇ。
あんなに探してた時は見つけられなかったのに!
今のお気に入りはKIJIMA TAKAYUKI。
確か最初は雑誌の企画でリースさせてもらったのが最初です。ビビッときたというよりは、スタイリングで使いやすいので、これは自分のコーディネートにも合わせやすいに違いない、と。
そして本当にそうでした。
クールなパンツスタイル、フェミニンなワンピース、なんでもOK!

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KIJIMAの魅力は……ちょうどいいこと!
素材、形、使い勝手。逆に合わせづらいものが思い浮かびません。
スポーティすぎないキャップ、マダムすぎないハット……
○○○すぎないって、デザインする上でとても大変だと思います。
だって奇抜な色やデザインにすれば個性を出しやすいから。
でも探しているのはそういう帽子ではなくて……
いつもの服に馴染むことがとても重要なんです。
さりげなくて、ちょっとオシャレ。
個性を主張すぎず、いつもの服に合わせやすくて、紫外線を避けられる。
完璧です!

シンプルなものほど信頼できるブランドで。
これは私の買い物をする時の一つの指針です。

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写真・文/福田麻琴
 


前回記事「一点投入で素敵に仕上げてくれる「アルディーノアールのドラマティックスカート」」はこちら>>

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