コロナウイルス「第7波」の影響で、医療現場のひっ迫が続き、油断できない状況が続いています。今までのワクチン接種のおさらいと、10月中旬以降に接種が推奨されるであろうオミクロン株対応ワクチン、開発が進む新型ワクチンの展望などについてお伝えします。

 

4回接種が推奨されているのはどんな人?


ワクチンは、年齢などによって推奨される接種回数が異なり、「自分が何回接種すればよいのか」が、少しわかりにくいですよね。もう一度改めて、現在推奨されているワクチンの接種回数について、おさらいをしたいと思います。まず、現時点で日本国内では、5歳未満のお子さんはワクチン接種の対象となっていません。ただ、アメリカでは生後6ヵ月から5歳未満でもワクチン接種の対象ですので、今後は接種の対象となる可能性が高いと思います。

5歳〜11歳のお子さんには、2回接種が推奨されています。そして、12歳以上からは、3回接種まで進んでいただくことができます。お子さんでも12歳を超えた方は、3回接種の対象となります。多くの方は3回接種の対象なのですが、一部の方には、さらに4回接種が推奨されています。どんな方が対象になっているかというと、まず60歳以上の方です。さらに、18歳〜60歳未満の方で、持病をお持ちで、重症化リスクが高いと判断される方や、日本国内では医療従事者の方も4回接種の対象となっています。

次に、今後接種が開始されるであろう、オミクロン株対応ワクチンについて解説していきます。