3段階目には「オリジナリティ」が生まれ、最後に「パーソナリティ」にたどりつく
3段階めが「オリジナリティ」です。
自分のスペシャリティを、さらに突き詰めていくとオリジナリティが生まれてくる。つまり、バラエティに富んだ経験をバイタリティを持って積み重ねて、幅広い世界に触れてきたからこそ、自分のスペシャリティが見つかり、そこから自分のオリジナリティが生まれるのです。
そして最終的にたどりつくのは「パーソナリティ」。
最後には、仕事から離れた「人となり」や人柄が、自分を見てもらううえで最も重要になると思います。
私だったら産婦人科医という冠を外した高尾美穂そのものが、パーソナリティです。
自分がどういう人であるかは最終的には仕事に左右されないところにあって、人として社会にどんなことができるのか、どんな役に立てるのかが大事ですよね。
こんなふうに年齢を重ねていけたらいいなと私自身も思っているので、みなさんにも一度考えてみていただければと思います。
<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』
著:産婦人科医 高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社
女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。
編集協力/和田美穂
撮影/馬場わかな
イラスト/Shutterstock
前回記事「自分にしかできないことを最優先に、あとは「お願い上手」になろう【産婦人科医・高尾美穂】」>>
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