コロナ禍で運動量が減ったり、健康への関心が高まったりする中、ヘルスケアメーカー各社も、そんな層へ向けた商品を展開中。アプローチが異なる、筋肉量の指標を増やしたタニタ製品と、測定データのスマホ転送をスムーズにしたエレコム製品の違いを、〔ミモレ編集室〕のミーさんが使ってレポートします。

 
今回試すのはこの2つ!
8項目を計測できる“はかる”に特化したシンプル機能
タニタ「体組成計 BC-771」
 

筑波大学との連携でより正確な数値にこだわり、アプリで管理
エレコム「Wi-Fi通信機能搭載“エクリア 体組成計”」
 


〔ミモレ編集室〕私が試してみました!

ミーさん

日頃からヨガや筋トレ、ランニングなど、身体を動かす時間を設けるようにはしているものの、体重や体脂肪は年に一度健康診断で測るのみ。最近服がきつく感じるような……。



お試し品1
コロナ禍の運動不足が気になる人に向け、脚の筋肉量を点数化する機能付き
タニタ「体組成計 BC-771」

 

2022年7月末に発売された新商品。数ある計測項目の中でも最大の特徴は、脚の筋肉量を点数化した指標「脚点」で、コロナ禍での生活習慣を改善しやすくなるようにと開発されました。そのほか、乗るだけで測定者を自動認識する「乗るピタ機能」や、「体重急激増減お知らせ機能」も。ホワイトとダークグレーの2色展開。体組成計 BC-771¥7700(編集部調べ)/タニタ


 ミー’s Report 
8項目も計測できるのでコスパがよく感じます!


日常的になるべく運動習慣を持つようにしてはいますが、数値として突きつけられる恐怖をなんとなく感じて、家にはずっと体重計がありませんでした(まして体組成計なんて!)。
ただ、コロナ禍だからなのか、年齢のせいか、同じ服を着ても少しキツくなったり、シルエットが変化したりしているような感覚が。

そこで今回は2種の体組成計を試して、体重、体脂肪率、筋肉量など数値化して、自分の体に向き合ってみたいと思います!

 

左の四角い体組成計がタニタ製品。
薄さはもう一つのエレコムのものとさほど変わりません。
すっきりとシンプルなデザインなので、インテリアの邪魔にならず、薄型のため、棚の下に置けるほか、立てかけて収納することもできます。

今回は洗面所に置いて、朝起きたときの計測を続けてみました。

使い方はとてもシンプル。
最初に身長、性別、生年月日を登録するだけ(最大5名まで登録可能です)。

いざ乗ってみると、すぐに
体重、BMI値、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、脚点、基礎代謝量、体内年齢
の8項目
が表示されます。

初期登録後は、「1〜5」までの登録ナンバーを呼び出して計測します。
体重、BMI値、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、脚点、基礎代謝量、体内年齢が順に表示され、知れる情報の幅が広いことに驚かされます。

タニタの体組成計は、
「脚点:体重に占める脚の筋肉量の割合が理想値と比較してどうかの数値」と
「体内年齢:基礎代謝量の年齢傾向から計算される値」

の数値が組み込まれているのが特徴。

年齢と共に減っていく筋肉量の中で、特に減りやすいのが脚の筋肉量で、腕と比較するとこんなにも差が! 階段よりエスカレーターを使っていたり、リモートワークが多くなって運動不足が減ったり、といったことも原因になるそうです(グラフはタニタのサイトより)。
脚点は50〜150ポイントで表示され、点数に応じて「良い」「やや低い」「低い」の3段階で判定。評価が都度表示もされるので、自分の値のレベル感を把握しやすいです。

体重は以前の認識よりもやや微増していたものの、長年ランニングをしている成果でしょうか、脚点は「良い」でした! また、「体内年齢」はマイナス7〜8歳! この数字を維持しようと、俄然やる気が湧いてきました。


以前実家にあったものは、体重、体脂肪くらいの計測だったことを思うと、こういう機器も日々進化しているのですね!

こちらは7700円。機能とシンプルなデザインを考えると、ちょうどよいお値段ではないでしょうか!

 
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