疲れて家に帰ったら温かいご飯が用意されていて、常に部屋の隅々まで掃除が行き届いていて、風呂上がりにビールを飲もうとしたらささっと手作りのつまみが出てきて……、なんて最高ですよね! しかし、現実には誰かがやってくれることはなく、自分でなんとかしなくてはならないのですが、そんな願望が具現化された素晴らしいマンガがあります。それは月刊少年シリウスで連載中の『デキる猫は今日も憂鬱』という作品で、しかも、完璧な家事をこなすのは、スーパー家政婦ではなくて、巨大な猫ちゃんなのです!


仕事はデキるけど、家事能力ゼロ女性の秘密とは……?


仕事のデキる会社員・福澤幸来(ふくざわさく)は、日々仕事に追われてHP(ヒットポイント)削られ気味の毎日を送っています。ある日の昼休み、自分のPCで何かを検索していました。そこで声をかけてきたのが、後輩の柴咲ゆり。婚活サイトを見ているのではないかと勘違いされたのですが、幸来が検索していたのは猫のこと。幸来は猫を飼っていて、最終的にどのくらいまで大きくなるかを調べていたのです。ちなみに標準的な猫は3〜5kgで、“世界最大の猫”ともいわれるメインクーンという種類は特に大きいものでは12kgにもなるそうです。

 

婚活サイトを見ていたわけではなく、誤解はとけたものの、ゆりには「独り暮らしでペット飼うと結婚できない」なんて言われる始末。ゆりは実家で猫を飼っていたこともあり、もし飼いきれなくなったら実家で引き取れるかもしれません、と幸来に伝えます。

 

夜、仕事帰りに「飼いきれなくなったら」ということもありうるかもしれないな、と思いつつ、家に向かう幸来。帰宅した幸来を迎えてくれたのは、なんと幸来よりも明らかに大柄で、二足歩行をする巨大猫・諭吉でした。どう見ても普通の猫じゃない! 諭吉は夕方からご飯を作って待っていたのに、全然帰ってこない幸来に怒っていました。怒る諭吉もかわいい……。

 

夕飯を食べてすぐ横になった幸来をバスルームに連れていき、幸来がお風呂に入っている間に確認するのは、カラの弁当箱。諭吉が幸来のために作った弁当を完食していたのを確認し、ニヤリと笑います。風呂上がりの幸来が真っ先に向かったのは冷蔵庫。冷えたビールの隣にササミチーズ揚げが置いてあったので、つまみに食べようとしたのですが、あいにく明日の弁当用とのこと。がっかりする幸来を見て、諭吉はささっと手際よくつまみを作るのでした。諭吉、なんだかんだ言ってやさしい……。いたれりつくせりの幸来は、「独り暮らしでペット飼うと結婚できない」という言葉が再び頭をよぎりますが、それ、明らかに意味が違います(笑)。

仕事はデキるけど、家ではズボラな幸来と、モフモフでかわいくて、さらには家事も完璧なデキる猫・諭吉の日常系コメディなのですが、とにかく癒やされる……。諭吉の存在は全猫飼いの願望ではないだろうか。
 

 

なぜ諭吉は、デキる猫へと変貌を遂げたのか?


大雪の降る夜、幸来は弱った子猫を拾います。なんとか命をつなぎ、諭吉という名前をつけられた猫は、幸来に恩義を感じたのか、家事ができなさすぎて汚部屋と化していた状況に危機感を覚えたのか、どんどん大きくなり、家事スキルを身につけるようになります。ツンデレで、時には幸来に厳しいこともありますが、基本的には幸来が快適な毎日を過ごし、働けるように陰日向から支えます。しかも、モフモフボディの持ち主なので、幸来は諭吉に顔どころか全身を埋めてしまえる羨ましい状態。

諭吉は猫なので水が苦手。それでも全身完全防水で風呂掃除をやってくれます。諭吉、偉すぎる。そして、防水姿がかわいらしすぎる!

 

諭吉は一匹で近所のスーパーにも買い物に行っちゃいます。周囲の人は熊みたいな猫の存在に度肝を抜かれますが、「着ぐるみかも」となぜかすんなり受け止め、むしろ一部の猫好きから憧れられているほど。食品を扱うスーパーでは猫毛を落とさないようにと、お手製の割烹着を着用している諭吉はどこまでもデキる猫です。

 

2023年にはアニメ化も決まり、動く諭吉が見られるのかと思うと、今から期待が高まります。猫飼いさんはもちろんのこと、そうでなくても諭吉のかわいさには心をわしづかみにされるはず! 諭吉、うちにも来て!

 

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『デキる猫は今日も憂鬱』
山田ヒツジ 講談社

都会の荒波に揉まれて擦り減り気味のOL・サク。数年前気まぐれに拾った黒猫・諭吉が、さいきんちょっと普通じゃない気がしてて…? あれ? 猫ってこんなに大きくなるものだっけ!? 夢の家事万能にゃんことずぼらOLの、思いっきり幸せな一人と一匹暮らしを描く日常4コマ&ショートコメディー!