●都市部ライフで残念なところ

・自然が少なく、人が多い。
・車の交通量が多く、騒々しい。
・家賃と物価が高い。

など。

便利な分だけ人が集まり、家賃や物価は高め。また、緑が少ないので息苦しさを感じてしまう人も。
ただし、都市部でも場所によっては、緑豊かな公園があったり、家賃が安めなところもあったりします。
オフィス街と下町では、雰囲気も違います。東京23区でも地域差が大きいので、自分に合った場所を探すことが重要です。

 


●郊外ライフで残念なところ

・車がないと不便(鉄道の便が悪い)。
・刺激が少ない。
・ファッション系、美容系のお店が不足している。
・高齢化している。
・企業数が少なく、地元で子育てをしながら働けるところが少ない。
・通勤時間に1時間以上かかる。

など。

「都市部と田舎のいいとこ取りができる」分、都市部に比べると、不便なところがあるのは仕方のないことかもしれません。
都市部を基準に考えると「便利さ」は劣っていて、田舎を基準にすると「自然」は少ないのですが、どこを基準にするのか、という話になってきます。すべてを手に入れるのは難しいですしね。
理想を挙げたらキリがないので、少なくとも、自分にとっての「譲れないこと」「妥協点」を明確にし、それがクリアしているかどうかを大事にしたほうがいいでしょう。


●田舎ライフで残念なところ

・駅から遠く、車が必要。
・近所で噂話が流れやすい。
・求人が少ない。
・習い事や趣味のサークルが少ない。
・雪が積もるので、雪寄せが必要。

など。

自然が多いということは、それだけ「自然に対応しなくてはいけない」ということ。地域によっては、雪寄せのほか、川の洪水や土砂崩れに気を付けなくてはいけなくなります。
自然の猛威は人間では太刀打ちできないことも多いので、軽く考えないことが大切です。

また、都会と比べて「人が温かい」というイメージが大きいですが、人との距離が近い分、噂話が流れやすかったり、仲が悪くなってしまうと村八分にされたりしてしまうリスクもあります。

都会暮らしの人が「高齢者になったら、田舎でのんびり暮らしたい」と憧れることがありますが、経験のない人が歳を取ってから田舎で暮らすのは、かなりハードルが高いと言えるでしょう。
高齢になったら、今のように歩けたり、車の運転ができたりするわけではないので、身体が思い通りに動くうちに一度住んでみて、老後も住み続けるかどうかを考えたほうが現実的です。

では、結局のところ、都市部、郊外、田舎では、どこでの生活が快適なのでしょうか? 次のページに続きます。