マウントをとられたことがある人だけでなく、とってしまったことがある人もいるでしょう。実はマウントをとっている人は、そのつもりがないことも少なくありません。だから厄介なのです。
マウントをとらない人には、どんな特徴があるのでしょうか?

 

なぜ、マウントをとるのか

マウントをとらない人の特徴。とる人ととらない人の根本的な違い_img0
 

なぜ、人はマウントをとってしまうのかというと、「自分の心の中に、劣等感や無価値観が隠れている」からです。
潜在意識で「私は価値がない人間だ」と思い、責めてしまっているところがあると、他人に対して「馬鹿にされたくない」という気持ちが働き、相手よりも自分は恵まれた状況であることをアピールし、安心しようとするところがあるのです。

でも、現代は多くの人に劣等感や無価値観を抱きやすい環境になっています。なぜなら、学校教育や競争社会の中で、常に人と比べ合い、順位をつけられやすい状況だからです。
そこでどんな環境でもトップになれるような人は一握り。ほとんどの人は最前線から外れた経験を持ち、何かしら「自分はダメだ」という劣等感を抱きやすくなってしまっているのです。

だから、「自分らしく生きよう」と思えるようにならない限り、何かしら人と比較してしまい、劣等感や無価値観を抱きやすい人になってしまうのです。

40、50代の女性はマウントをとりやすい!?


特に40、50代の女性は、“昭和の価値観”を未だ引きずってしまうところがあるので、生き方によっては、マウントをとりやすくなってしまうことも。

現代のように女性が社会進出をするまでは、男性(夫)の補佐的な立場でいることが女性(妻)の生き方のスタンダードだったところがあり、さらに自分の母親からも、「女性は男性に大切にされてナンボ」だという教育を受けてきた人も多い世代です。
だから、当時の価値観を変わらずに抱き続け、「自分の力で自分の人生を作っていこう」ではなく、「パートナーの人生に乗っかろう」という気持ちを抱いている人は意外といます。

でも、現代は男女限らず、「自立すること」が求められるようになってきました。それに伴い、自立していない人は、「あなたはダメな人間だ」と責められているような気持ちになる人も少なくありません(※誰かに責めてられていなくても、自分の中にある劣等感からそう感じてしまうのです)。
そこで、「自分の価値を高く見せよう」と、聞かれてもいないのに、パートナーや子供自慢をして、マウントをとってしまうことがあるのです。

そこには「相手を負かしたい(自分が優位に立ちたい)」よりも、「自分の身を守りたい(バカにされたくない)」という気持ちのほうが強くあることも。
本人も自分にいっぱいいっぱいなので、相手に嫌な気持ちをさせていることに気づいていないことが少なくないのです。

では、(知らぬ間に)マウントをとってしまう人は、どうしたらいいのでしょうか。次のページで紹介します。

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