29万人フォロワーを誇るYouTube「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリ暮らしの魅力を伝えます。

パリ移住してから早9年目となる私ですが、一年に一度は日本に里帰りしています。もちろんパリに戻る際には、毎回皆がドン引きするぐらい大量の日本食材を持ち帰るのがお約束。

持って返ってきたものを並べ、写真を撮り、インスタグラムや動画でご紹介したりするまでが恒例行事なのですが、YouTubeを観た海外の視聴者さんからも疑問コメントが寄せられるほど、気になることがひとつあります。
「なんで日本の商品は、こんなにゴミが大量に出る過剰包装のものばかりなのだろう?」ということ。

日本にいたときは私も、それが当たり前すぎてまったく気づいていませんでした。何ならば、自然好きで何でも「もったいない」と捨てずに取っておくような親の元に育ったので、自分はエコマインドがある方だ、と思っていたぐらい。でも、フランスは環境保護に非常に熱心で、この国に住むようになり、そのスタイルに慣れていくうちに、自分はまったくもってまだまだだったな、と反省しきりです。

マルシェでは、エコバッグのさらに上を行く(?)カゴバッグを持っている人が多いんです。確かに安定するから果物とかもつぶれなくてよさそう(でも私はなぜか気恥ずかしくてまだできてません)。

日本も最近はレジ袋が有料化になり、エコバッグを持つ人が増えていると聞き、よかったなあと嬉しく思っているのですが、フランスでは商品パッケージなどでも脱プラスチックが進んでいます。

 

もともと野菜や果物などは、マルシェはもちろんスーパーなどでも量り売りが基本なので、ラップや透明パッケージなどのプラゴミがあまり出ません。さらに最近では、豆類や調味料、お菓子、洗剤といったものまで、すべてが計り売りのパッケージフリー販売をするお店(バルク売りというやつです)も増えてきました。

量り売りだと、一人暮らしでも大家族でも、必要な量だけ買えるのでロスがない。日本のスーパーもそうなったらいいのに! といつも思います。