大人のおしゃれに欠かせないワンピース。毎シーズン人気のアイテムだからこそ、今の正解が知りたい！ きれいめにもカジュアルにも着回すことができて、1枚で着たときに華やかな存在感も発揮してくれるーーそんなデザインと素材を教えてもらいます。
“単なる便利なワードローブ”の一歩先を行く
ワンピースの選び方とは？
「トレンドがどんなに移り変わろうとも、いつだってワンピースは女性のワードローブの強い味方！ 基本的にシンプルなでベーシックなワンピースを選んでさえいれば、大きな間違いはないです（笑）。シーンを問わずに着回すことができるし、ある程度重宝もする。でもそれだと、どこか退屈なスタイリングになってしまうし、無難だからこそ結局出番が少ない、ということにも陥りがち。
私が今シーズン大人の女性に提案したいのは、少しだけ“クセが強め”のデザインを選ぶこと。だって年齢を重ねた今、みなさんある程度の数の洋服は持っていると思うんです。だからもう、“どうでもいい服”は選ばない、ということがとても大切。シルエットがしっかりしているとか、少しモードな雰囲気だとか、ちょっと強めのニュアンスカラーだとか。どこかクセというか、特徴のあるデザインを選ぶことをおすすめします。そのちょっとの違いが、人とは違う魅力的な着こなしへとつながっていくはずです」
通年で着られて、アレンジも自在な
ドッキングワンピース
【きれいめおでかけ】
とろみ素材のしっとりとしたニュアンスが
きれいめな着回しにマッチ
「このワンピースは、クロップト丈の七分袖トップスとノースリーブワンピースがドッキングしたデザイン。こんな風にセットで着れば、デザインが効いた七分袖ワンピースのようになります。オリーブ色を華やかに引き締めるために、小物はホワイトをチョイス。カジュアルだけれどどこか女らしく、きれいめのスタイルに仕上げています」
【お仕事カジュアル】
ほんのりニュアンスのあるシルエットが
ジャケットスタイルに洒落感をプラス
「クロップト丈のトップス部分を外せば、シンプルなノースリーブワンピースに。このワンピースの優秀なところは、単純なストレートラインではなく、少しだけ腰とヒップの部分が膨らんだコクーンシルエットになっていること。このディテールのおかげで、シンプルなジャケットとの組み合わせも、どこかムードのある着こなしに。
もう一つ注目すべきは素材感。同じとろみ素材でも、薄くてペラペラしていると体のラインを拾ってしまうし、着ている方も見ている側もどこか心もとない。この、少しだけ肉のある地厚なとろみ素材というところが、大人の安心感につながります。ニットやウールなどの冬素材とも相性が良く、コーディネートしやすいのもいい」
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