「感性」のSUGA、表現力に長けたJ-HOPEとJIMINの個性と才能は?


小島:SUGAは最近PSYと一緒にキレキレのダンスをしている動画が話題になりましたが、彼はもともと「僕は人前でダンスとかする人ではなかった」と葛藤がある中でBTSに入ったそうですね。SUGAに関しては今後どのような活動を見せてくれると思いますか?

キム:SUGAはダンスもラップも秀でているのですが、実際にはプロデューサー気質のメンバーです。BTSをはじめ他のアーティストの音楽も手掛けているのですが、特徴を挙げるならば、大衆的な音楽を作るスペシャリスト。人々が何を求めているのか、好んでいるのかを分かっていて、それに応える能力も持っています。だからソロになったら、今のBTSよりもさらに大衆的な音楽を手がけていくのではないかなと予想できます。

 

小島:なるほど。BTSの中核を担うメンバーとしてまずはRMとSUGAを挙げていただきましたが、他のメンバーはどのように分析していますか?

キム:J-HOPEとJIMINの二人は、ダンスパフォーマンスでグループを輝かせる役割を担っています。それぞれスタイルは違って、J-HOPEはストリートダンスをベースにしていて、アメリカのヒップホップのダンス、特に黒人たちのスタイルを身に着けています。韓国のアンダーグラウンドのスタイルを表舞台に持ってくる役割も担っていると言えます。

JIMINはJ-HOPEに比べると、より多彩なダンスを見せるメンバーです。ヒップホップはもちろん、ジャズ、バレエなど現代舞踊も上手に踊れる。J-HOPEがパワフルであるのに対してJIMINはパワフルかつ繊細なダンスが得意なので、BTSのパフォーマンスの幅を広げる存在ですし、ボーカルでも重要な役割を担っています。