ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、気になるほうれい線のカバー法編です。


vol.29
ほうれい線のカバーは“ネコひげ”を合言葉に!

〔vol.29〕コンシーラーの入れ方次第!ほうれい線の見え方が変わります!!_img0
 

「気になるほうれい線をコンシーラーで明るくカバー」と聞いて、あなたが思い浮かべる塗り方は写真の右と左どちらでしょうか? 左写真は、頬の下の溝の部分、ほうれい線をなぞるように明るいコンシーラーを塗ったもの。右写真はほうれい線を分断するように明るいコンシーラーで3本線を引いたものです。意外かもしれませんが、実はほうれい線に対してネコのひげのように横線でコンシーラーを塗ったほうが、頬の段差感が目立ちにくくなるんです!

 


ほうれい線に塗ったコンシーラーは
決して目立たせてはなりません!


笑ったときなど、特にくっきりと目立つ“ほうれい線”。骨格の影響も大きいのですが、若い頃の笑いジワとはなんだか違う……と感じることも多く、なんとかカバーしたいですよね。で、ついやりがちなのが、ほうれい線の溝にこってりファンデーションを塗ること。でもこれ厚ぼったくなってかえって老けて見えるだけでなく、夕方には溝の部分の厚いファンデーションが乾燥してひび割れ、シワっぽく見えてしまう……なんてこともあるのでNGなんです。そして、正しそうで実は惜しいのが、溝に沿ってコンシーラーを塗ること。骨格的にも沈んで影になる部分がいきなり明るいと、「コンシーラーを塗りました!」感がどうしても出てしまい、悪目立ちする恐れも。また、頬のお肉との段差による影はカムフラージュできないため、ほうれい線を目立たなくする効果も、実はあまり期待できないんです。

それよりも効果的なのが、ほうれい線を横切るようにコンシーラーを塗ること。スポンジでしっかりぼかし、ほうれい線+その周辺を明るくすることで、影を飛ばし、自然と頬の段差感をカムフラージュできるんです!

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こちらはみなさんやりがち!? な、ほうれい線の溝に沿ってコンシーラーを塗る場合。「なんだか塗ったところが目立つな〜」と感じていた方も多いのでは!?
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こちらは長井おすすめ! ほうれい線を横断するように3本ネコひげ状にコンシーラーを塗ったもの。溝とその周囲、まとめて明るくして影を飛ばすので悪目立ちせずにほうれい線をカバーできるんです!


仕上がり感で比較するとこんな感じ!
<溝だけコンシーラー><ネコひげコンシーラー>

〔vol.29〕コンシーラーの入れ方次第!ほうれい線の見え方が変わります!!_img3
 

すご〜〜〜く微妙な差で、すみません! できるだけ近い表情の写真を選びました。ほうれい線のメイクはあくまで“さりげなく”というのも大切なので微差でよいのですが、よ〜く見ると<溝だけコンシーラー>は、その部分が明るい分、頬の厚み部分の影が目立っているのがわかるでしょうか。一方<ネコひげコンシーラー>は溝も頬も全体的に明るくなり段差が目立ちにくくなっています。このくらいのさりげなさが、人にバレずにほうれい線をカムフラージュするコツとも言えます。

 
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