ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、下まぶたのアイライン編です。


vol.28
下まぶたのアイライン、ブラウンよりも“赤”が効きます!

 

突然ですが、下まぶたのアイラインってどうしていますか? 目頭から目尻までしっかり引くという方はあまりいないかもしれませんが、左写真のように「目尻1/3だけ、上まぶたと同じこげ茶色のアイライナーで引く」という方、意外と多いのでは? 私も自分自身のアイメイクでよくこうしていました。目頭下に程よく抜け感を出しつつ、目尻を引き締められるのでフレームを際立てることができるのですが、たぬき目風でちょっと野暮ったい印象も。下まぶたに何か仕込むなら、右写真のように、断然赤のアイライナーを点線で! 本当にさりげないのですが、血色感がプラスされ、白目がキレイに見えるんです!

 


暗い色で締めるより、
粘膜の延長となる赤みカラーを


赤のアイライナーだなんて、攻めすぎでは!? と思うかもしれませんが、考え方としては粘膜ラインの安心バージョン。粘膜ラインとは、下まぶたの粘膜の部分(まつげよりさらに内側のピンクの部分)に白や薄いピンクのアイラインを引くと目が潤んだように見えるというもの。これ、とっても可愛いのですが、落ちると目に入るリスクもあるので毎日するのはあまりおすすめできません。でも皮膚の部分、まつげとまつげの隙間にちょんちょんと赤でラインを引くと、粘膜ラインと同じような効果が得られるんです。血色感とよく言いますが、赤系のカラーは肌が本来持っている色なので、自然になじみ、かつ、白目も明るく潤んだように見せられるんです。
赤といってもボルドーや赤茶系でも同じ効果が得られます。もちろん上まぶたのキワに塗ってアクセントにしても素敵ですので1本持っておいて損はないですよ。

こちらはブラウンのアイライナーで、下まぶたのキワ、目尻側1/3にラインを引いたメイク。目が丸く、ほんのりタレ目風にも見えます。これはこれで悪くはないのですが……
こちらは赤のアイライナーで、下まぶたのキワ、まつげの隙間に点状にラインを引いたメイク。「赤だなんて、モードになりすぎる!?」という心配不要のなじみ感で、ほんのり白目が潤んだように美しく見えます。
 
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