ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、実は年齢が出る⁉︎ こめかみ編です。


vol.30
こめかみぷにっと見せで、顔の削げ感を和らげよう

 

身近な、街で見かける10代・20代の女の子の“こめかみ”をぜひ観察してみてください。「全然気にしたことなかった……!」という方が多いかもしれませんが、指で押すとぷくっと跳ね返すようなふっくらとした弾力感があるんです。さて、ご自身のこめかみをチェックしてみてください。私もそうなのですが、親指の腹がしっかり収まるような凹みがありませんか? 実はこの“こめかみ”の違いが、見た目年齢を大きく左右するんです! 右写真は、ありのままのこめかみ。左写真はこめかみに1テク仕込んでふっくら見せたもの。いかがでしょうか、左の写真のほうがこめかみはもちろん、顔全体がぷっくりして弾力感があるように感じませんか?

 


こめかみの凹みは
顔の削げ感を感じさせる一因


年齢を重ねると、肉付きに関わらず、頬やまぶたのふっくら感が減っていき、輪郭が凸凹してしまう……というのは、実感されている方も多いかもしれませんが、実はこめかみのふっくら感も低下しているんです。理想の輪郭の形、卵の形を想像してみてください。こめかみの位置が凹むとそれだけで輪郭がいびつな印象になり、年齢特有の削げた感じが出てしまう……。こめかみ自体ノーマークだったという方や「そうはいっても仕方がないじゃん!」と思う方、ご安心ください。メイクで“こめかみぷにっと感”、出せます! 使うのはコンシーラーとピンク色の下地。スポンジでトントンとこめかみに乗せると、凹みによる影が消え、ふっくらした印象に。輪郭が整うで若々しく見えるんです。

こちらは、こめかみはノータッチ。いつも通り、顔全体にファンデーションを塗った状態です。そこまで目立ちませんが、どうしてもこめかみが少し低くなっているのでその分影になり、輪郭がシャープに見えます。
こちらは名付けて“ぷにこめ”メイクをプラスしたもの。思わず触ってみたくなるようなぷにっと感をこめかみに感じませんか!? 輪郭のゆるやかな曲線が整い、若々しく明るい印象にも見えますよ♪

こちらも微妙な差シリーズですみません! でも、極端に「こめかみが白い!!」というのも不思議なので、さりげなくがポイントです。明るいコンシーラーと血色ピンクだからこそ、“光を集めふっくら見せつつ肌なじみもいい“んです!

 
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