「ここまでやれば良しとする」家事に求めるレベルは人それぞれ

「夫の洗濯物の干し方が気に食わない」共働きで家事がザツな夫。妻はどう対応すべき?_img1
 

外で仕事するのは夫の仕事、家で家事育児をするのは妻の仕事。そうハッキリ分業していた頃は、シホさんのような悩みはなかったのかもしれません。

「船頭多くして船山に上る」という言葉がありますね。船を操縦する人が何人もいると、進む方向・スピード・漕ぎ方など考え方が分かれて混乱するという意味。家事や育児においてもこれは同じかもしれません。

何をどこまでやるかを、仕事のように打ち合わせしてルールにしてしまうのも一案。しかし大忙しの共働き世帯では、ルールを決めすぎてしまうのも自分たちの首を絞めてしまうかもしれない。いっそ、「家族が死ななければOK」くらい割り切って、任せるときは任せる方が気楽ではないでしょうか。


そもそも、家事を夫婦で分担できるようになったのは大きな進歩。ご主人もまだ家事初心者なんですよね。家事も、勉強や仕事と一緒。やればやるほど学ぶし、工夫するようになるはずです。

なにか改善してほしいことがあったら、「感謝+アドバイス」を常にセットにすると効果的なのではないでしょうか。「洗濯までやってくれたの! ありがとう。ちなみに、干すときにパンパン叩くようにひっぱるとしわになりにくいって知ってた?」というように。

「私はそれくらい普通にやってたわよ!」とイライラする気持ちも分かります。でも忘れないで。相手は初心者、子供みたいなものです。今後の成長に期待して、とりあえずは「ある程度任せる」「希望があれば感謝とセットで」作戦で、シホさん家庭の平和が守られますことをお祈りしております。

 

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

応募する

〔ミモレ編集室〕は、ミモレのオフィシャルコミュニティです。「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチフレーズに、〔ミモレ編集室〕メンバーの一人一人がこれまでに培ってきた美意識や好きなこと、最近気になっていることなどを自由にシェアし、繋がる場です。

文/梅津奏
イラスト/Sumi
構成/山本理沙

「夫の洗濯物の干し方が気に食わない」共働きで家事がザツな夫。妻はどう対応すべき?_img2
 

前回記事「「16歳で設定されたキャラがしんどい...」東京から地元に戻った38歳女性の悩み」はこちら>>

 
  • 1
  • 2