増えてきた肌悩みに応えることにばかり気を取られていませんか? 40代からこそビューティは自由に、アグレッシブに、そしてエモーショナルに楽しむべき! 長引くご自愛モードはもう終わり! 新しい時代を感じる、スタイリッシュでパワフルな美容のムードを美容ジャーナリスト永富千晴さんが解説します。
vol.15菌のチカラが詰まった発酵コスメ
食を通じて改めて実感した
“発酵”のパワー
先日、発酵料理の先生をお招きして「キムチの会」というワークショップを開催しました。そこで使った酵素ジュース(これも手作り!)は、まさに生きている菌そのもの。酵素ドリンクや酵素ペーストなど、これまで召し上がったことのある方もいらっしゃるかと思いますが、すべては製造工程次第。生きた菌だと腸内環境を整えるということはもちろんですが、肌がしっとりしてきたり、体臭が変わったりといった変化を感じられるのも発酵のパワーの魅力。
さて、スキンケアにおいても「美肌菌」=発酵のチカラに着目したアイテムが次々に登場していますよね。使ったことのある方はわかるかもしれませんが、食で取り入れるのとは少し違って、『具体的に肌にどういいのか⁉︎』はまだ漠然としているかもしれません。でも使っているうちに『なんだか調子がいい』『肌が柔らかくなった』というまろやかな手応えと、ベーシックな化粧水とも乳液とも違う、肌との親和性の高い独特の保湿感がクセになります。
元気不足の大人の肌は
生きた菌の力でサポートを
そんな、“目には見えないけれど、生きている何かの存在を感じられる”発酵コスメですが、肌の常在菌(善玉菌と悪玉菌)のバランスを整え、ニキビや肌トラブルが起きにくくするというのはもちろん、何かとエネルギーが低下しがちな大人の肌にこそ取り入れたい成分!
何も年齢のことだけではなく、近頃の激しい寒暖差、ストレス、疲れなど、何かと大人の肌の元気不足に影響を及ぼすもの。だからこそ、弱った肌細胞間のコミュニケーションを助けるために、借りたいのが生きた菌のチカラ! しかも面白いのが、ベースとなる食品はもちろん、米ならその種類によって、また菌の種類によっても効果や働きが異なるので、どんどん新しい発酵成分が生まれています。さらに、私たち一人ひとりで違った構成の菌を持つ、自分自身の手のひらでなじませるというカスタマイズ感もまたいい。単なる外側から与える保湿ではなく、自分の肌の底力や潤う力を養えるので、使ってぐっとくる、そんな運命の一本と出会えれば最強!
だから『なんとなく元気がない』『なんだか冴えない』、そんなふうに感じるときこそ、発酵コスメの出番です!
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