増えてきた肌悩みに応えることにばかり気を取られていませんか? 40代からこそビューティは自由に、アグレッシブに、そしてエモーショナルに楽しむべき! 長引くご自愛モードはもう終わり! 新しい時代を感じる、スタイリッシュでパワフルな美容のムードを美容ジャーナリスト永富千晴さんが解説します。
 

vol.16 一生に一度。本気のラグジュアリースキンケア

 


美容医療に抵抗があるなら
高級コスメを選ぶのも手。


年齢を重ねるにつれて、肌、髪、ボディとあれやこれや気になることが増えてきて、気付けば美容代がかなりかさんでいる……という方も少なくないのでは!? やろうと思えば正直際限がないですが、「いざとなったら美容医療!」という方もいる一方で「切った張ったの大胆なテコ入れは少し抵抗が……」という方もいらっしゃるかと思います。私も後者で、なるべく穏やかな方法で、“老け”を遅らせられたらな、と。そんな時に急浮上してくるのが高級コスメでのスキンケアという選択肢。

物価高や円安の影響もあると思いますが、ここ最近かなり高額なコスメが次々と発売されているという印象があります。貴重な原料の使用はもちろん、最新の技術や処方、心地よいテクスチャーや香り、ゴージャスなパッケージ……高価な理由は様々ですが、その分、間違いなく素晴らしい機能や効果が期待できる! と言っても過言ではないでしょう。そして、1度の美容医療に負けず劣らずの手応えが日々の心地よいお手入れで得られるのであれば、実はコスパ的には悪くないかも⁉︎

 


肌への手応えはもちろん、
お金をかける分、メリットがあります!


とはいえ「美容にこんなにお金をかけるなんて!」という抵抗感、ありますよね。私も美容に限らずですが「お金をかける分、何かプラスを得たり、生活するうえでメリットがないとただの贅沢だわ」と思うので、何か理由を見つけようと必死な面もあります(笑)。
でもたとえば、いいアイテムを使えばデイリーのスキンケアがスピーディに終えられ、その分生産性が上がる(ちなみにあまりにスピーディに終わりすぎると、肌的には十分でも心理的に物足りなさを感じたため、私はお手入れする時間も含めて好きなんだな、と再確認できました)。クリニックに通う時間がなくても、メスを入れなくても、家で地道にリフトアップ感が得られる。あと、テレビなどで流れているとつい観てしまう(のは私だけ?)のが、セレブのゴージャスな暮らしぶり。観ているだけでなんだか気分が上がりませんか? それと同じ感じで、日々のスキンケアに1つだけでもいいので超高級なアイテムが加わると、なんだか気持ちも所作も優雅になれて、開放感が味わえる気がします。

物価高、円安、世界的に賃金がとても低い今の日本において、高級コスメに手を出すのはなかなか勇気がいるかもしれませんが、「集中メンテナンスをしたい」「区切りをつけて次のステージに向かいたい」「頑張っている自分へのご褒美に」なんて時は、一回くらいチャレンジしてみてもよいかもしれませんね!(なんだか上から目線ですみません!)