ユニクロには優秀な定番アイテムがいくつもありますが、今シーズンの展示会でスタイリスト佐藤佳菜子さんが感じたのは“ベーシックアイテムの進化”。少しモード感のあるデザインやニュアンスカラーのバリエーションが増え、ますます魅力的になった大人のためのユニクロからプロの視点で選ぶ“高見えアイテム”を教えてもらいました。


一歩進んだ色やデザインの
高見えアイテムをチェック!


今シーズンのユニクロの展示会で、ベーシックアイテムの変化を感じたというスタイリスト佐藤佳菜子さん。素材や色、ディテールがますます魅力的になったといいます。
「私が考えるユニクロの一番の魅力は、プライスとクオリティとのバランス。海外ブランドと比べると圧倒的に素材も縫製も素晴らしく、とても良くできていると思います。だからベーシックなデザインのものは文句のつけようがなく、安心して着ることができるんですよね。ただ、せっかくここまで高品質で低価格なのですから、もう一歩進んだ鮮度の高いデザインでお気に入りを見つけることができたら、これはもう本当に“お買い得”なんじゃないかと思うのです」



ディテールまで考え抜かれた
名品インナーニット

ジャケット¥42900/アダム エ ロペ(アダム エ ロペ ファム) ニット¥3990/ユニクロ 靴¥75900/ロンハーマン(フランチェスコ ルッソ) パンツ、バッグ/スタイリスト私物

「ジャケットやコートのインに着る、少しタイトなシルエットのニットは何枚でも欲しいもの。これはまずなんといってもネックが秀逸! タートルを折らずに着られる絶妙な高さなのです。変なゆるみやたるみもなく、窮屈でもなく。さらにグレーの“メランジ具合”もちょうどいい。上品で安っぽく見えない、いいニュアンスです。こういう、ベーシックだけれどちゃんと今の気分が反映されているインナーって、いざ探そうと思ってもなかなか見つからないもの。ピタピタのタートルリブニットは世の中にたくさんありますが、このほどよいゆるさは希少。とても良くできていると思います」

 

「細かすぎない、やや細リブ。この微妙な加減がミモレ世代の気になるあれこれを拾いすぎず、1枚で安心して着ることができます。このグレーはキャメル・ブラウン・ネイビー・ブラックなど何色にでも合わせやすい、まさに“使える色”」

 
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