国際的に見れば、まだまだ日本は国会議員の男性比率の高さは異常ですし、男女の賃金格差もなくなりません。とはいえ時代は令和! 目まぐるしく世の中は変化し、すでに筆者が幼少期を過ごした平成初期~中期から、時代は大きく進みました。
40~50代の方と話すと、その方々がいまの私と同じくらいの年齢の時は、会社でのセクハラパワハラは日常茶飯事。「女はどうせ結婚して辞めるから」と平気で言われていたと聞き、現在の社会常識との違いに驚くことも。
もちろん、会社でのセクハラに悩む人もいまだなくならないのは事実ですが、その頃に比べれば、特に若い世代は「男性も家事をするのが当たり前」「出産を経ても女性が働き続けることは何もめずらしくない」という考えが浸透しつつあるのではと思います。
が、しかーーーーーーーーーーーーし!
筆者は現在20代、1990年代後半の生まれですが、同世代にも
「え、いま令和だよね?」
と言いたくなるような、時代錯誤な価値観を持っている人も意外と多く、びっくりすることも。
もちろんそれぞれの価値観があり、みんな違うのは当然。保守的な価値観の人がいるのも当たり前なのかもしれません。
でも、あえて言わせてほしいのです! 「え、いま令和だよね?(再掲)」と。
今回は、20代の筆者も衝撃を受けた同世代のジェンダー意識にまつわるエピソードをご紹介します。
「おふくろの味強要系男子」現る
婚約者がいる男友達と何気ない会話をしていた時のこと。その男友達はすごく仕事ができて、自信家なタイプ。実はその男友達の婚約者も、私の友人です。ある時彼は、唐突にこんなことを言い出しました。
「僕、彼女に母さんの手料理再現してほしいんだよね~」
つまり、彼女が義母に手料理を習い、味を受け継いで、その男友達にふるまってほしい、ということ。その男友達のすがすがしいほどのまっすぐさに、もう何も言うことができませんでした。
でも、あとで冷静に考えると、
え? 義母と一からコミュニケーション築いて家庭の味教えてもらうとかなんでそんなしちめんどくさいことさせるの? っていうか彼女があなたの「家庭の味」を好きじゃない可能性だってあるよね? 赤の他人である姑と関係築くのどれだけ大変だと思っているの? 毎日食べてたあなたが味もよくわかってるよね? 明日、いや、いまからレシピ聞いて教えてもらいな? 帰省するたびにコツを聞きな? 絶対そっちの方が合理的だから!
とツッコミが止まりませんでした……。
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