子供のお受験や行事など、オケージョンシーンではお母さん達のマストアイテムでもあるネイビー服。なんとなくネイビーを着なければ……というルールの中でご自身もファッションとして楽しめるものはあまりなかったかもしれません。そんな方にぜひご紹介したいのが、モデル牧野紗弥さんが立ち上げたネイビー服のブランド「IVY I'm NAVY」。3児の母として3度の小学校受験を体験された牧野さん。ご自身の経験を通して“ネイビー服”をもっと楽しめるものにしたい、という想いで作られたコレクションとは?
私自身、ネイビーという色は、清潔感、そして品格を備えた最強のカラーだと思っています。
母としても女性としても、もっと自由にこのベーシックカラーを楽しもう。寒い日や雨の日だったら、受験日本番でもパンツを履いていくという選択肢を増やそう。学校用に買ったネイビー服をもっと着まわしたい。そんな思いでこの「IVY」プロジェクトをスタートさせました」(牧野さん)
ラインナップは、ドレス、ジャケット、トップス、パンツ、スカートの5型。その日の気分やTPOに合わせて組み合わせられるよう、同素材で作られています。素材は伸縮性のあるストレッチウールを使用しているので動きやすく、自宅で手洗いできるのもポイント。毎日のようにネイビーを着るからこそ、自宅でケアできるのはうれしいですよね。
襟ぐりは深めのVカットでシャープな印象に仕上げたジャケット。首の後ろからフロントにかけて、なめらかなラインのスタンドカラーがさりげなく、ミニマルな雰囲気に。フロントと袖口にあしらった水牛ボタンが、高級感をプラスしています。
合わせるドレスは、ジャケットを着たときに袖がもたつかないよう5分丈に設定。ネックラインは鎖骨がちらりと見えて、パールのショートネックレスが肌の上におさまる開き具合に。丈は脚がすらりと見え、座った時に膝が出ない絶妙な膝下レングスに。後ろスリットがあり脚さばきも◎。セレモニー服にはあまりないスリットポケットもついていて、何かと便利です。
きちんと感がありながらも堅すぎないネイビージャケットは、デニムやボーダーなどカジュアルなアイテムとも好相性。ウェアと同素材のシュシュと、小ぶりなブローチをワンポイントに。ハレの日以外でも使えてアレンジ自在なアイテムです。
表側にはステッチを一切出さずに縫製されたフレアスカート。身体の動きに合わせて裾が広がるドラマティックな雰囲気は、スムースな仕立てならではのもの。大人っぽく着こなせる長めのミモレ丈で、白シャツやTシャツをインして着ても素敵です。
前から見ると端正なトラウザー、後ろウエストのみにゴムシャーリングを施し、美しい見た目とはきやすさを両立したパンツ。ヒップや太ももまわりは程よいゆとりがあるので動きやすく、裾幅は通常よりも細めに設定することでスタイルアップして見えるシルエットに。シンプルながら考え抜かれたディテールが光る1本です。
共布のプリーツベルトは、リボンを結ぶだけで着けられる仕様に。悪目立ちすることなく、後ろ姿も気の利いた印象になります。ちょっとアレンジを加えたいときにぴったりです。
シンプルなトップスにもこだわり満載。ネックラインは一般的なネックレスが生地のうえにしっかりと乗るよう、開きすぎない設定に。スカートにもパンツにもバランス良く着られるよう、袖はドレスよりもやや短め。裾に前後差をつけ、サイドスリットを入れることでボトムにインしてもアウトにしてもすっきりと着こなせるデザインです。
プリーツベルトを襟元に付ければ、ぐっと華やかな雰囲気に。着け外しも簡単なので、シーンに合わせて、バッグに忍ばせておいても良いかも。
単品で着ても、組み合わせても良しの5アイテムに、遊びのあるアレンジを加えるアクセサリー達。ウェアはすべて36.38.40の3サイズから選べます。
「初のお披露目会を経て、多くの方からブランドコンセプトに共感してくださっているとのお声を頂戴し、「IVY」が大きな一歩を踏み出せたことにホッとすると同時に、ネイビーのこの先の可能性を確信いたしました。ネイビーの多様性と、お母さんの自立というジェンダーの話は一見すると異なっているように見えますが、同じ軸に根付いていると思います。「IVY」のお洋服を通して、多くの方のポジティブへのお手伝いができたら嬉しいなと思っております」と牧野さん。オンラインストアも近日公開予定とのことで、まずは公式インスタグラムからチェックしてみてくださいね。
公式オンラインストアはこちら>>(近日公開予定)
構成・文/出原杏子
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