ずっと訪れてみたかった喫茶店。

駅前にあるそのお店は第二次世界大戦後まもなくから70年以上、街の人たちの憩いの場になっていたのでしょう。
広く大きな窓は中に誰がいるのか一目瞭然。きっと待ち合わせなんてしなくてもここに来れば誰かに会えました。
外観の佇まいがモダンでとても上品なのです。

先代(っていうのかな、第一次「純喫茶 香豆里」)はコロナ禍に閉店、そして当代(第二次「Café Causerie」)は先代の雰囲気そのままに、それは素敵な喫茶店へと変身しています。おしゃれなフランス語の店名のとおり、誰かとおしゃべりも、ひとりでゆっくりも。

カウンター席に座り理科実験のようなサイフォンの様子を眺めながらコーヒーとおやつをいただきました。サイフォンで淹れたあつあつのコーヒーのなんて美味しいこと!
そしてカスタードプリンの優しい甘さに身体が緩みます。
カウンターの内側でお揃いの茶色のリネンエプロン姿の店員さんたち3人がコーヒーを淹れたりお菓子を用意したりしています。
みなさん若い女性。仲良しさんたちが楽しそうにお仕事をされている雰囲気で、私までほんわかした気持ちになりました。
今度はフルーツのタルトをいただいてみましょう。

あなたは素敵な Down Town Boy…
不意にYumingの歌が浮かびます。1984年発売のアルバムは全曲、一字一句覚えるほど聴きました。
その頃のわたしはもしかすると「純喫茶 香豆里」の大きな窓に映っていたかも知れません。
勝気な瞳の Down Town Boy 未来を夢見ていた どこかで恋をしてるなら 今度はあきらめないでね

立冬を迎え、季節はもう冬です。
おセンチさんになるのもたまには良いものですね。
木枯らし1号が吹いたとのこと!日々是好日instagram〜✳︎
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