増えてきた肌悩みに応えることにばかり気を取られていませんか? 40代からこそビューティは自由に、アグレッシブに、そしてエモーショナルに楽しむべき! 長引くご自愛モードはもう終わり! 新しい時代を感じる、スタイリッシュでパワフルな美容のムードを美容ジャーナリスト永富千晴さんが解説します。
忙しいけどこれだけは……! 顔全体の印象を決める“目元ケア”最前線
マスク+オンライン化で
筋力低下中の肌たちへ
気づけば早いもので今年もあと1ヵ月! いつも以上に忙しい日々を送っている方も多いと思います。期限というか、お尻が見えてくると急に「この期間で何をしよう!?」と焦ってあれもこれもと追い込みをかけたくなるのは、私だけではないはず。本当なら美容に関しても寒くて乾燥もハードなこの時期こそ追い込みをかけて熱心にやりたいところですが、正直それどころではなく疲れてクタクタ……という方に、何か集中ケアを提案するならば、たるみケア!
年々、疲れが「目元」に現れるようになっています。特にマスクをしていると目元の印象は社交の扉。「疲れてる?」と気遣われる時、すなわち疲れた目元をしているということ。しかも、ポーラの研究によると、スマホやPCの使用時間が一気に増えた昨今のニューノーマルなライフスタイルが、目元印象に影響を与えているのだそう。そんな目元の印象を決める要素である、まぶたの形状・色・動きにとって重要な役割を担っているのが、眼球をぐるりと囲むように走る「眼輪筋」。この眼輪筋がしなやかに伸縮性があることで、目元のイキイキとした印象を保てるのですが、加齢や、デジタルデバイスの長時間使用で目元の動きが固定されてまばたきが減ることで、伸縮性を失っていくのだとか。眼輪筋の筋力は加齢とともに低下しますが、スマホの長時間利用などの影響で30代から筋力低下する人も増えているよう。
このように、どこかが緩みやすくなっているということは、全体的に緩みが広がっているってこと。どこか1ヵ所を若返らせると、バランスが悪くなり、あっちもこっちも、とテコ入れしたくなるのは、そのせいですよね。
なので、“何かしなくては!” となってからケアするのではなく、落ちそうだな、落ちそうな生活が続いているな、と察知したらケアをする。たるみケアに関しては、早め早めがベストです。そして、ダラダラと1年かけて使うのではなく、徹底的に期間を決めて使い切ってしまうと、肌はこたえてくれます。お高いだけあり、肌そのものも美しく整えてくれる点もさすがエイジングケア。
「以前はたるみケアといえば、顔のたるみ全体へのアプローチというのが主流でしたが、たるみに対しての研究&アプローチが進んで、ひとくちにたるみと言ってもケア方法やアイテムが細分化。顔全体はもちろん、目元、口元、頬用など、さまざまな商品が誕生しています」
「いますぐ疲れた印象をなんとかしたい!」ひいては「将来の目元のために何かしたい」という方はぜひ、忙しいけれど必要性をひしひしと感じるであろう、今の時期こそ始めどきなのかもしれません!
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