まったく作風の異なる5人の選考委員=京極夏彦、新井素子、柴田よしき、月村了衛、綾辻行人の各氏が、「満場一致」で第68回江戸川乱歩賞受賞作に決定した『此の世の果ての殺人』

 

作者である荒木あかねさんは、受賞当時23歳。68回にもわたる乱歩賞史上最年少での受賞も話題になりました。
いつから、どうして小説を書こうと思ったのか。作家になりたいという夢を掴んだからこそ見えてきたものはなにか。8月に刊行されて以来、絶賛の声が相次ぐデビュー作の背景とともに、作家人生のスタートラインに立った現在と過去と未来を訊きました。(聞き手、書評家・藤田香織)

史上最年少の乱歩賞!「満場一致で受賞」23歳がスマホで執筆したミステリー【作家・荒木あかね】_img0
 

荒木あかね
1998年福岡県生まれ。九州大学文学部卒。2022年第68回江戸川乱歩賞を本作で受賞しデビュー。