15歳でデビューした宇多田ヒカルが社会に与えた衝撃を鮮明に覚えている世代にとっては、見逃せない作品。Netflixシリーズ『First Love 初恋』は、1999年にリリースされた「First Love」と、その19年後に発表された「初恋」にインスパイアされて生まれたドラマ。11月24日に配信スタートしてから、早くも絶賛コメントが続々と寄せられているようです。
脚本と監督を務めた寒竹ゆりさんは、「満島ひかり×佐藤健」というダブル主演の組み合わせが実現した時点で成功を予感していた様子。宇多田ヒカルの名曲、才能豊かな俳優、四季折々の大自然……あらゆる要素を融合させた究極のラブストーリーはいかにして生まれたのか? インタビュー後半は、寒竹さんのライフスタイルにも通じる作り手としての信念に迫ります。
寒竹ゆり
映画監督・脚本家。1982年、東京都生まれ。東京と山梨を拠点に活動。日本大学藝術学部映画学科在学中の2004年に、ラジオドラマ『ラッセ・ハルストレムがうまく言えない』(主演 池脇千鶴)で脚本家デビュー。2009年『天使の恋』(主演 佐々木希)で長編劇場用映画初監督。翌年、AKB48初のドキュメンタリー映画『DOCUMENTARYof AKB48 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』を公開。MVやCM、TVドラマ等、活動は多岐にわたる。韓国ロケで撮影した映画『ケランハンパン』(主演 チュ・ソヨン、村上淳)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞受賞。
前編「宇多田ヒカルの名曲がドラマに! Netflixシリーズ「First Love 初恋」で寒竹ゆり監督が描きたかったこと」>>
Comment