苦手なことにもチャレンジ。楽しくやれば、おのずと道は開ける

――マッキンゼーから証券アナリスト、そして起業って、とても華やかで憧れてしまいます。ビジネスで大切にしていることはありますか?

万弓:ビジネスでもその他の面でも、「“これは”と思ったらSAY YES!」ね。たとえば、私はテレビに出ることが苦手なんだけれど、以前HSN(アメリカ発、24時間のテレビショッピング専門チャンネル。現在はQVC)に出演するチャンスがあって。「やらない」という選択肢もあったけれど、夫に「やってみなければ、良いか悪いかわからないじゃないか!」と言われて、チャレンジすることにしました。出演してみて、実際楽しかったわ。でもやっぱりテレビは苦手ね!

アメリカのHSN(現・QVC)に出演したときの万弓さん。こんなに素敵なのですから、これからもテレビに出た方が良いのでは?! と思うのは私だけではないですよね。
キャッチ部分にピアスがついている“バックピアス”も。Chrysmelaのバックピアスは、すべて揺れるのがポイントだそうです! 写真/Chrysmelaインスタグラムより

――ここ数年、コロナ禍で世界中に閉塞感があふれていました。そんな中、ビジネスや生活面でどのように気持ちを保ったのでしょうか。

万弓:みんなが不安で、みんなが迷っている時代だからこそチャンスがあるし、いろいろなチョイスがあると思います。そして自分だけが幸せになることではなく、みんなにメリットがあるようなアイデアを出したり、行動を起こしたりすることがとても大切。

そして、何事も楽しくやることね。コロナ禍以前にも辛いことはあったけれど、目の前の課題をクリアしていけば道は開けて、おのずと楽しくなるものよ。

――なるほど、辛いときでも楽しくやることが大切なのですね。では、これまでの人生で一番辛かったことは何ですか?

万弓:私ね、最初に結婚していたとき、未亡人になっちゃったのよ。やっぱりその時が一番辛かったわね。

えーっ、アメリカで未亡人に?!

「結構、波乱万丈なのよ」と、さらりとおっしゃる万弓さんの人生について、また次回お伝えします。

▼石井万弓さんポートレート、Chrysmela商品画像など
 

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