2022年12月9日、雅子さまは59歳のお誕生日を迎えられました。お誕生日に際し、

「今回、50代最後の誕生日を迎えるに当たり振り返ってみますと、私が、当時の皇太子殿下との結婚により皇室に入りましたのが平成5年6月9日、ちょうど29歳半の時でした。本日の誕生日で、その時からちょうど29年半になります。いつの間にか人生のちょうど半分ほどを皇室で過ごしてきたことに、感慨を覚えております。

これまでの人生を思い返してみますと、29歳半までの前半にも、また、皇室に入りましてからの後半にも、本当に様々なことがあり、たくさんの喜びの時とともに、ときには悲しみの時も経ながら歩んできたことを感じます。そして、上皇上皇后両陛下のお導きをいただきながら、どのようなときにも、天皇陛下を始め、多くの方々に私の歩みの一歩一歩を支え、見守っていただいてきたことを思い、心から感謝したいと思います。」

と感想をつづられた雅子さま。

29年半のあいだ、外交力を生かしたご公務でのご活躍、愛子さまを育てる母としてのお姿、国民に寄り添うあたたかなお言葉など、雅子さまの軌跡は私たちの心にも強く残っています。今日から4日連続で、秘蔵写真を通して20代〜50代の雅子さまのファッションを振り返ります。初回は、ご婚約の頃からご成婚、皇族初の国際舞台デビューまで、雅子さまの運命を変えた20代のお姿を紹介します。

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婚約内定後、初めて国民の前に

 

婚約内定後、初めて国民の前にお姿を見せた時に着ていたのは、イタリアのブランド・ヘルノのカシミヤ100%の真っ白なコート。当時55万円と報道されました。ボリュームあるコートを着こなす優雅なお姿が印象的です。1993年1月8日、東京・帝国ホテルにて。写真/池田えいじ

ご婚約後、コートの着こなしも話題に

 

エレガントなエルメスの花柄スカーフを首元に結んで華やかに。バッグはコートと同じキャメル、靴はネイビーで軽やかな印象です。ご婚約後はちょうど冬だったこともあり、コートの着こなしも話題に。このベージュのコートはヨビスのもので13万円だそう。スカーフの巻き方解説の特集が、当時、雑誌でも多く取り上げられました。1993年1月31日、東宮仮御所へ向かう雅子さん。小和田邸にて。写真/上本正春

母校へのご挨拶もロイヤルブルーで

 

ロイヤルブルーのシンプルなセットアップで、ご成婚前に母校を訪れた雅子さん(敬称は当時のもの・以下同)。黒のクラッチバッグとパンプス、パールのアクセサリーというスタイルは、当時からの定番です。1993年2月22日、東京・田園調布雙葉学園にて。写真/小檜山毅彦

 

田園調布雙葉学園は母・優美子さんの母校でもあります。恩師や生徒から歓迎を受けてこぼれるような笑顔に。写真/小檜山毅彦

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【雅子さま秘蔵写真】息を飲む美しさ…26年前・ご成婚の「祝賀パレード」のお姿
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写真/JMPA