2022年のベスト5からは漏れたものの、すごく好きだった作品がまだまだありまして……。そこで今回は、年始に観てほしい3作をご紹介していきたいと思います! 家族や友人、恋人とほっこり観られる作品をピックアップしました。
 

『鹿楓堂よついろ日和』(テレビ朝日系)

『鹿楓堂よついろ日和』公式サイトより。TELASA、テレ朝動画にて配信中。

『鹿楓堂よついろ日和』は、都会の片隅に佇む和風喫茶店を舞台に、人々の心温まる交流を描く癒し系飯テロドラマ。ナポリタンや豚角煮、オムライス、天丼などなど……めちゃくちゃ美味しそうな“喫茶飯”が登場するんです。このドラマが放送されていた時は、翌日のメニューを悩まずにすみました(笑)。登場するグルメを、どうしても食べたくなるから。

 

また、和風喫茶店・鹿楓堂の和やかな雰囲気にも癒されるんですよね。こんなお店があってほしい! と思ながら観ていました。実際に、この時期はお気に入りのカフェ探しに勤しんでいたなぁ。鹿楓堂を超える癒し力を持つお店には、いまだに出会えていませんが……いつか見つかるはず! と願いながら。筆者は、このドラマが終わってしまったあと、“鹿楓堂ロス”になったので、原作漫画を購入して読んだのですが、こちらもかなり良かったです。


『僕の姉ちゃん』(テレビ東京)

『僕の姉ちゃん』公式サイトより。Prime Video、Paraviほかにて配信中。

ちょっぴり辛辣な姉・ちはる(黒木華)と、素朴で純粋な弟・順平(杉野遥亮)が繰り広げるユーモラスな会話劇が、とっても魅力的な作品でした。とくに、ちはるが生み出す“語録”の数々が、かなり痛いところを突いていて(笑)。メモをする手が、止まらなかった! 友人にも、「この台詞、良すぎん?」とおすすめしてみたり。まさに、語りたくなるドラマなんですよね。

なかでも、筆者がとくに好きな台詞は、「私が生まれてきた朝にさ、若かったお父さんとお母さんがさ、彼氏に尽くす女になりますように! なんて願ったと思うか?」です。聞いた瞬間、なんだか恋愛観が大きく変わったというか。かなり衝撃を受けました。ほかにも、「家出る時、もしものために勝負下着にしてたかどうかが浮気ラインだろうね。勝負下着じゃないなら、あとは単なるアクシデント」などなど……。恋愛経験が豊富(?)な姉ちゃんの話は勉強になる部分が多く、スッと心に入ってくるのです。この感覚、ぜひ体験してみてほしい!