2022年もあとわずか。「日本の年末年始」と言えば、こたつに入ってひたすらのんびり、という光景が思い浮かびます。「お正月はとにかく何もせずダラダラする」と決意する声もチラホラと聞こえますが……。こたつの使用で気をつけたいことについて、山田悠史医師に聞きました。
編集:昔から、「こたつで寝ると風邪をひくわよ」というセリフを漫画やドラマで見聞きし、実際に親からも注意されてきました。こたつで寝てしまうことには、どんなリスクがあるのでしょうか?
山田:「こたつでつい居眠りしてしまう」という程度であれば、大きな問題はありません。ただ、リスクが全くないわけでもないのです。こたつの中は暖かいので気持ちがよいのですが、体温よりも温度が高い環境に下半身を長時間入れ続ける、という状態になりますよね。その場合、実はいくつかリスクも発生してるのです。
編集:教えてください!
教えていただいたのは……
山田 悠史
米国内科・老年医学専門医。慶應義塾大学医学部を卒業後、日本全国の総合診療科で勤務。新型コロナ専門病棟等を経て、現在は、米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学老年医学科で高齢者診療に従事する。フジテレビライブニュースαレギュラーコメンテーター、NewsPicksの公式コメンテーター(プロピッカー)、コロナワクチンの正しい知識の普及を行うコロワくんサポーターズの代表。カンボジアではNPO法人APSARA総合診療医学会の常務理事として活動。最新刊は、『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』(講談社刊)。
Twitter:@YujiY0402
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