先週末、西宮のホールに行ってまいりました。

今年で2回目になるこの公演、前日から現地に入り準備万端です!

今回の演目のひとつ「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」は謡曲の「翁」より派生した御祝儀の舞踊です。文楽や歌舞伎でもポピュラーなので、きっとどこかでご覧になったことがあるかも知れません。

翁と千歳と三番叟で構成されるこの演目は、まず翁と千歳が天下泰平を祈り格調高く踊り、その後に五穀豊穣を願って二人の三番叟が舞台狭しとばかりに踊ります。鈴を振りながら激しく踊っているうちに二人の見分けがつかなくなるような…そこも見所です。なので三番叟は背格好の似た二人が演じることが多いのです。


顔ができたら、衣裳をつけます。

そして完成!

稽古を重ねて完成した舞台に、お客様も喜んでくださいました!(演者にとって、客席からの大拍手が何よりの励みなのです)

そして次の演目は山村友五郎先生による「神楽初(かぐらぞめ)」。燭台が並べられたお舞台は幻想的で荘厳です。美しく上品な舞…さすが友五郎先生!と唸ってしまいました。

日本舞踊に限らず、舞台芸術は舞台上と客席の一体感を味わえることがこの上ない至福…♡まだ興奮冷めやらぬワタクシでございます…♡(笑)
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