「ミドルエイジって何ぞや」ミドル女性白書アンケートを準備中です_img0
イラスト:Shutterstock

新しい年になり、三連休も終わりましたが、皆さまご機嫌いかがですか。なかなかエンジンがかからない、という人もいらっしゃると思います。焦らずボチボチいきましょう!

 


さて、この年末年始は恒例の「大アンケート」を実施しませんでした。アンケートをやらないのかと心配している方もいらっしゃるのではと⋯⋯ そんなことはないですか(笑)。

実は、私たちは今「ミドル女性白書」発表に向けての大規模アンケートを準備しています。これによって、ミドルエイジの女性の課題や悩み、思いなどを浮き彫りにし世の中に提示できたらと考えています。

日本雑誌広告協会の「雑誌ジャンルおよびカテゴリ区分一覧」によると、mi-molletは「ミドルエイジ」誌に分類されていますが、mi-molletはサイトスタート以来、読者ターゲットの年代を一切設定していません。だから読者の皆さんの中には、mi-molletが「ミドル女性白書」を発信することに違和感がある方もいるかもしれません。

「ミドルエイジ」って実際はどの年代なんでしょうか。その定義は非常に曖昧です。いくつかの辞書を引くとそれが分かります。

たとえば『岩波国語辞典』によると、

ミドル 中間であること。中間の段階や階級。「ーシュート」「ー級」「ーエイジ」(中年)「ークラス」(中産階級)ーー『岩波国語辞典 第八版』(岩波書店)

とあり、中年を引いてみると

ちゅうねん【中年】青年と老年の中間。四十歳から五十歳前後。以前は若い適齢を過ぎた意にも使った。ーー『岩波国語辞典 第八版』(岩波書店)

とありました。40〜50歳前後って思っていたより短い⋯⋯ 。

「明鏡国語辞典」も、ミドルの意味のひとつに「中年」があり、中年の欄には年齢の記載がありました。

ちゅうねん【中年】青年と老年との間の年頃。普通四〇代から五〇代後半当たりまでをいう。壮年。ーー明鏡国語辞典 第三版』(大修館書店)

40代〜50代後半までということは、岩波より年齢の範囲が広いですね。ただ「普通四〇代から〜」の「普通」ってなんでしょうかね。年齢的にそう定義するけれども、必ずしも年齢によって「ミドル」「中年」と定義できない場合もあるということでしょうか。うーむ。

まあでも、ミドルエイジというのは40〜50代なの? と思いきや、「新明解国語辞典」はまったく違う見解を示しています。

ミドル エージ〔middle age〕中年。五十代から六十代ぐらいまでをさす。ーー新明解国語辞典 第八版(三省堂)より

ミドルエイジ(中年)は、40から50代と定義する辞書もあれば、50代から60代もあるわけです。ちなみに『三省堂国語辞典』には年齢の定義が一切ありませんでした。 

つまり、ミドルエイジの定義は緩やかではっきりとしていないんですね。でも、私はそれでいいんじゃないかなと思います。青年でも老年でもない。人生後半戦を見据え、成熟に向かって、さまざまなライフチェンジを今まさに感じている人たちがミドルエイジで、人によっては40歳かもしれないし、60歳かもしれない。

はっきり言えるのは、この時期の悩みが深く、さまざまで、この時期をどう過ごすかが大事なんじゃないかなということです。「ミドルエイジ」の多様な価値観や悩み、課題を浮き彫りにする白書をまとめられたら。そう思っています。

メディア向けの発表会や読者の皆さまとの懇親会もできたらと考えていますが、できるかしら⋯⋯。今月中にはアンケートがスタートすると思います。ドキドキ⋯⋯ 。詳細が決まったら、またここで書きますね!
 

 

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