もちろん、同僚がムッツリしているよりニコニコしている方が、職場の雰囲気は明るくなるのかもしれません。しかし、納得できないと思っているのにニコニコするのはしんどいですし、感情労働は金銭的に評価されにくい。無理して笑顔をつくっていてもマドカさんが虚しくなってしまいそう

Aさんはきっと、「職場では柔和な雰囲気でいること」がポリシー&戦略なのでしょう。それは人それぞれなので、マドカさんはマドカさんのやり方でいいと思います。無理してニコニコを安売りする必要はない!
 

「Aさんを見習って」って、アドバイスのふりしているけれど……?

 

「怖い怖いマドカさん、あんまり営業の奴らをイジメないでよ~。Aさんを見習ってよ」

それにしても、この営業チームの課長さん。ハードに働く部下をかばう優しい上司? 職場の先輩としてマドカさんにアドバイス? いやいや、なんだかモヤっとしますよね。

 

マドカさんはしっかり仕事をしているだけなので、「いつも無理言って申し訳ない。でもお客さんの都合でどうしようもないこともあるからよろしくね」くらいの配慮が欲しかったですね。

懇親会という場だったので気が緩んだのかもしれませんが、「Aさんを見習ったらいいよ」というアドバイス風な一言も気になります。もしかすると、課長さんのなんらかのバイアスが入っていないだろうか……? マドカさんが考えてみた結果、「これはしっくりこない。私のためのアドバイスではない」と思ったのであれば、いったんスルーでよいかと。

こういうのは、アドバイスのふりした価値観の押しつけ。マドカさんにはマドカさんらしい働き方がきっとあるはずだと思います。「アドバイスもどき」に心を乱されませんように!
 

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

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〔ミモレ編集室〕は、ミモレのオフィシャルコミュニティです。「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチフレーズに、〔ミモレ編集室〕メンバーの一人一人がこれまでに培ってきた美意識や好きなこと、最近気になっていることなどを自由にシェアし、繋がる場です。

文/梅津奏
イラスト/Sumi
構成/山本理沙
 

 

前回記事「「え!困るよ!」メンタルダウンした部下への対応を間違えてしまいました...」はこちら>>

 
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