片づけが苦手な家族の意識を変えるには?

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モノが散らかったリビングで平気な顔をしてテレビを見ている。部屋が狭くなるからやめてほしいと注意しても趣味のフィギュアを買ってきてしまう。本当はすっきり片づいた家で快適に暮らしたいのに、家族のこのような非協力的な態度にイライラを募らせていませんか?

整理収納アドバイザーの米田まりなさんによると、「モノに対する価値観は人それぞれです。片づけに対する意識も、育った家庭環境により大きな個人差があります」とのこと。価値観の違いは修復不可能とも言われていますから、ガミガミ注意したところで相手の意識を根本から変えるのは難しいでしょう。

 

ということは、こちらが散らかった部屋に順応するしかないのでしょうか?

ちなみに、米田さんは「片づけは精神論ではなく、機械的なスキル」であるとした上で、「片づけの工程をきちんと『仕組み化』して、正しいフローで整理・収納に取り組めば、片づけが苦手な人でも部屋を片づけることができ、しかもリバウンドしない部屋が完成します」と述べています。

つまり、言葉で注意するのではなく、機械的に整理・収納の手順を組めば部屋が片づき、家族に対してイライラすることもなくなるというわけです。そのスキルの数々を紹介しているのが、米田さんの著書『あの人にイライラするのは、部屋のせい。』です。

今回は本書の中から、「『もったいない』という執着心を捨ててもらいたい」「家族が家事を分担してくれない」という二つの悩みを解決するスキルをご紹介します!