性差別を生む“種”がそこかしこに転がっていている

「ママの仕事よりパパの仕事のほうが大事」。幼児期から始まる「性差別」を撲滅するには?_img0
写真:Shutterstock

「誰もが生きやすい社会づくり」を目指す傾向が強くなってきた昨今。LGBTQという言葉が出てきたように、性的マイノリティを含むあらゆる性に対する差別がNGとされていますよね。しかし、このように差別撤廃を訴えるということは、実際には差別が残っていることの裏返しでもあります。

 

実は、性の差別意識は子どもの頃に形成されるパターンが多いのだとか。世の中には性差別を生む“種”がそこかしこに転がっていて、親がいくら意識しても子どもの目をそこから逸らすのは至難の技なのだそうです。

では、性差別意識を植え付けずに子どもを育てるにはどうすればいいか? そのヒントをくれるのが、アメリカの科学ジャーナリスト、メリンダ・ウェナー・モイヤーさんの著書『科学的に正しい子育ての新常識』です。

本書には科学的研究に基づいた最新の子育て法が紹介されていますが、モイヤーさん自身も一男一女の母であるだけに、とても親近感の持てるわかりやすい文章でつづられています。

そんな本書から、驚愕の「性差別」エピソードと合わせて、性差別を生まないための子育て法をピックアップしたいと思います!