多くの大女優からご指名を受ける方と、文化人など一般の我々に近い人にメイクした経験値がとてつもなく多い方。活躍のフィールドが異なる2人のヘアメイクさんに、「私のような中年のメイクって最大のポイントはなんなんですか?」と聞いてみたら、全く同じ答えが返ってきたことがあります。なんと口を揃えて言うのです、「歳をとればとるほど、なるべく塗らないのが大事」だと。以来ファンデはなるべく薄く薄く、を心がけるようになりました。そんなベースメイクが今週のお助けコスメです。
アラが隠せないと不安? でも実は「厚塗り」のほうが若い人向けな理由
輝く笑顔のK-POPアイドルたち。もちろんあの手この手で美肌を磨いているとは思いますが、一点のスキもなくしっかりファンデを塗られたマット肌が主流ですよね。最近の若い世代のメイクは韓国の影響が大きいですから、10代では白塗り&厚塗りがトレンドだそうです。
しかし、舞妓さんの白塗りをイメージしてもわかるように、パーンとハリがありフェイスラインがシュッと上向きの10代なればこそ、厚塗り肌がつるんと光を反射して、イチゴ大福のようにモチっと可愛らしいのです。そして肌を取り巻く髪のツヤや白目の透明感もミドルとはケタ違いにみずみずしい!
一方、へこみや質感のムラが生まれた40代の肌を均一に塗り込めても、逆に毛穴や小ジワ、たるみによる陰影が曇った鏡のように邪魔をして、なかなかキレイに反射してくれません。むしろ代償として失うのは、ミドルにとって買ってでも欲しい透明感やみずみずしさ。というわけで、大人こそ厚塗りでフタをしている場合ではないのかも!
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