白檀をベースに香料の調合をスタート。迷いなく、大胆に香料を足しながら、オリジナルの香りを作っていきます。

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香料を足したら、すりこぎで混ぜて……を繰り返す。
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何をどれくらい調合したのかを記す表。香料名の下に使った量の分だけ縦線を引いていく。長い線は多めに入れてあるというしるし。
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何度も香りを聞いて確かめながら、合わせる香りを決めていく。

はまじ:ちょっと龍脳を大胆に入れすぎたかもしれません。どうでしょう?

 

井口さん:爽やかで、でも奥行きのあるいい香りだと思いますよ。前回、購入いただいたスティック香(お線香)もそうでしたが、今のはまじさんの心が爽やかな香りをもとめているのでしょうね。 使う香料が決まったら、水を加えて粘土のように練っていきます。そのあとに平たく伸ばして、お好きな型で抜いていきましょう。今回の量で、使う型にも寄りますが、8個くらいの印香を作ることができます。

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楽しそうにお香を丸めるはまじ。「なんだかクッキー作りみたい。息子と一緒に体験しても楽しそうです」
可愛らしい型で平たく伸ばしをお香を抜いていく。桜、富士山、金魚など日本らしい型が揃う。
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いくつか型を抜いたら、余った部分を丸めて、また伸ばして型で抜いて……を繰り替えすと8個前後の印香ができあがる。

井口さん:あとは水分を飛ばすために3日間乾燥させたら出来上がりです。そしてぜひこの香りにはまじさんがお名前をつけてあげてください。名前のつけ方にもルールはありません。香りからご自身が感じることや込めた思いなどをぜひ名前にしてみて下さい。

はまじ:わかりました。ちょっと考えて見ますね。

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自身で調合した香りに思いを馳せ、ゆっくりと名前を考えるはまじ。

はまじ:できました! 今回、私が調合したお香は「放心ノ香」です。深呼吸して吐き出すような、心が解放されるような香りだなと思って名付けました。

井口さん:ちょっと驚きました……。

はまじ:えっ!? 私、変な名前をつけてしまいましたでしょうか。