4:下地もファンデーションも、薄づきなのに肌を綺麗に見せてくれる

【2023春夏ベスコス】40代がもっと「透明感」で満ちる“殿堂入りコスメ”を大胆予測!化粧水の美容液化、ニュアンスベージュのアイシャドウの超速報!_img0
 

「ベースメイクが去年から大きく変わった」と話すのは安倍さんです。

「昨年の秋冬あたりから、ツヤがあるとかそういう小手先のレベルではなくて、一見薄づきで何も塗っていないように見えるけど、しっかり肌が綺麗に見えるように補整してくれる下地やファンデが増えました。肌になり代わってくれるというか、自分が理想とする肌に塗るだけでなれるというもの。この春夏は特に、軽い質感のクッションファンデの選択肢が増えました」(安倍さん)


「去年の初めごろまでは、マスク生活でベースメイクが崩れないことが最重要視されていたので、ハイカバーで隙がないドーリースキンを目指す方が多かった。でも去年、各社の技術が進化して、以前より薄づきでも綺麗な肌に見せられるように。そこでやっと、隠すという視点を離れて、自分の肌がどうありたいのかを考える人が増えたような気がします。いよいよマスクを外すぞってタイミングになって、少し素肌が透けるような、よりリアルな肌感を見せられるようになったことは嬉しいですね。春夏のファンデは特にライトな質感になっていますし、UVと下地もお互い機能がシームレスになって幾つも重ねる必要がなくなったおかげで、より素肌感が叶うようになりました」(長井さん)

 

5:アイシャドウ&リップは「ニュアンスベージュ」がイマドキ!

【2023春夏ベスコス】40代がもっと「透明感」で満ちる“殿堂入りコスメ”を大胆予測!化粧水の美容液化、ニュアンスベージュのアイシャドウの超速報!_img1
 

「アイシャドウは、ナチュラルで落ち着きのあるワントーンのパレットが昨年の秋冬から戻ってきて、春夏も続いています。色味もベージュやブラウンを中心に『この色何色なんだろうな』っていう、言葉にできないニュアンスカラーが増えている感じ。じつはこんなカラーこそ大人のくすんだまぶたに馴染むんです。

またリップも、同じくベージュ系&ブラウン系が目立ちます。春夏っていうと『ブラウン系は重たいんじゃないの?』って思われがちなんですが、透け感のあるリキッドなどは軽やかでこれからの季節にもぴったり。少し硬くてマスクにつきにくいうえ、唇にのせたときにボリューム感が出るテクスチャーは、顔のたるみ印象を補整してくれる効果も」(長井さん) 


「アイシャドウは特に一時期、赤みのあるカラーが流行りましたが、去年の秋くらいからベージュシフトに。この春夏は、さらにベージュの色味が秋冬に比べて鮮やかになり、イエローオレンジやピンクみを帯びた、コンサバ感を脱せるものが増えました

リップは、春ということもあってか、ベージュやブラウンのなかでもピンクを感じるものが多い印象ですね。でもこちらも、ピンクの匙加減が秀逸で、大人に似合うものが多いんです。
あとは、バームやリキッドなど、透明感のあるものが多くて。透明感があると、顔が不思議と古くならないんですよね。マスク移りしにくいタイプが数多く登場し、このコロナ禍で最も進化したジャンルの一つだと思います」(入江さん)
 

以上、今季のトレンド、いかがでしたか?
しぼんでくすみがちな大人肌に多角的にアプローチして肌コンディションの底上げをはかる「美容液」、メイクや汚れをやさしくリセットし、乾燥を防いで潤いを与えてくれる「クレンジング」、美容液級のはたらきで肌を輝かせる「化粧水&乳液」など、素肌そのものに透明感を与えるスキンケアアイテム。

そして美しい素肌になりすます、高機能かつ軽やかな「ベースメイク」や、大人の目もとのくすみを払拭してくれるような「ベージュ系アイシャドウ」に、透け感のある「ニュアンスカラーのリキッドリップ」といったメイクアイテム。

これらを味方につければ「透明感」、つまり、「生き生きと澄んだ印象」を手に入れることができるはず。

そこで上記に加え、今季の新商品の発売状況を踏まえ、23年春夏の「ミモレ ビューティアワーズ」は次のように部門分けをしていきます。

●美容液&美容オイル部門・・・4月11日配信予定
●クレンジング部門・・・・・・4月12日配信予定
●化粧水&乳液部門・・・・・・4月13日配信予定
●UV&下地部門・・・・・・・ 4月16日配信予定
●ファンデーション部門・・・・4月17日配信予定
●アイシャドウ部門・・・・・・4月18日配信予定
●リップ部門・・・・・・・・・4月19日配信予定
●プチプラ部門・・・・・・・・4月20日配信予定
●ヘアケア部門・・・・・・・・4月21日配信予定

※配信日は変わる可能性があります

まずは明日の「美容液&美容オイル部門」を、どうぞお楽しみに!

撮影協力/UTUWA
撮影/伊藤泰寛
スタイリング/永岡美夏
取材・文/中田絢子
構成/常松静香、國見 香