「君が必要」の言葉よりも、忘れてはいけないこと
さなえさん、こんにちは。言いにくい不倫についてのご相談をありがとうございます。お悩みを拝読して感じたことは、さなえさんが幸せになるためには、「目を背けるべきではない事実」があるのではないかということです。
きっとお二人は色々な面で相性が良いのでしょう。そんな二人が、心身ともに成熟した大人になってから出会ってしまった。さなえさんが「成長できる関係性だった」と表現されていることからも、二人の間には6年半の間に将来を考えてしまうほど、温かな時間が流れていたのだろうと想像します。
しかし、ここからは少し現実的な厳しいことをお伝えいたしますね。“家庭を壊す気はない”とさなえさんはおっしゃいますが、そんな不倫の形はありません。始まった時点で壊す見えないヒビを入れているからです。現実問題として、お二人の不倫が明るみになれば、さなえさんは奥様から多額の慰謝料を請求される可能性があります。彼が住む一人暮らしのマンションに奥様が住むようになったのも、何かしら「妻としての勘」が働いたとも考えられます。
それだけではありません。彼があなたに何を求めているのかは、彼の言葉に明確に表れています。「君が必要」という言葉だけを切り取れば、心が揺らぐ気持ちもわかりますが、彼の率直な言葉から伝わるのは、「奥さんがセックスしてくれないから」あなたが必要ということ。一見、「あなたが奥様より求められている」と捉えることもできますが、残酷なことを言うと、結局は彼にとって都合の良い関係性でしかありません。
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