「ツイード」の黒と「コットン」の黒。
土台をデニムにして、こなれた着こなしに

怖い?地味?おしゃれ?着やせ? それでも大人が「黒」を着る理由【エディター松井陽子×スタイリスト斉藤くみ】_img0
ジャケット¥162800/デパリエ(デパリエ ニュウマン新宿店) トップス¥7990、デニム¥19910/リネイヴ(ネイヴ) ピアス¥15000、ネックレス(2本セット)¥16500、リング各¥13200/アフェクト

松井:ツイードの黒って、優雅だわ。素敵!

斉藤:ともするとツイードってコンサバに傾いてしまうこともあるんですよね。オケージョンっぽくなってしまったり、オフィス感が前に出たり。こなれさせるのが難しいと思っている方も少なくないのではないかなと思うんです。

 

松井:あー、ちょっとわかる。ジャケットって特にね。いざコーディネートしようとしても、崩し方がわからないかも。これは、黒のTシャツと今っぽいワイドデニム。とってもしゃれてて、とってもリアル!

斉藤:このツイードジャケット、ノーカラーというのもポイントなんです。シャープなVカットで、カーディガン感覚で着られるでしょ? 切りっぱなした感じも真面目過ぎなくて良い感じなんです。

松井:インナーのTシャツが黒なのもいい! 白だとメリハリがつきすぎちゃうものね。

斉藤:黒に黒でもTシャツだと重たくならないんです。あえて黒でまとめて、ほんのりフェード感のあるブルーデニムを1点効かせて。リラクシーなシルエットなので、さらに力が抜けた感じに。でもアウトラインはツイード素材だから、上品さはちゃんとキープされているでしょ? 

松井:黒のシックさと、素材の品の良さ、そして、土台は抜けたムードのデニム。とっても良い感じ。